みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
私のブログに相談してくれる内容にこのようなものが多い。
・将来性ある会社はどこですか?
・オススメの会社はどこですか?
皆さんもきっとお分かりの通り、もうこの会社に入社出来れば安泰って会社は存在しないと思う。
今日はこの事について書いていきますね。
絶対安泰の会社は存在しないけど、絶対に選んではいけない会社は明確にある。
「この会社が絶対オススメ!」という製薬会社は難しいけれども「絶対に選んではいけない会社」は明確になっている。
とてもシンプルな話だと思う。
・資本力がない。
・開発品がない。
このような会社は厳しですよね。
開発品は製薬協のHPで確認できる。
因みに過去にこんな記事を書いています。
開発品がなければ、新薬が出てこないので厳しいのは簡単な話。
現在、製薬会社が新薬を発売する時には、自社の創薬と他社からの導入品の割合は半々くらいと言われている。
そう考えたら、開発品が無くても導入品を賄える資本力があれば良い。
過去、サノフィを見ていてもそう感じる。
主力製品の抗血栓薬プラビックス、抗アレルギー剤アレグラ、抗がん剤タキソテール、これらの特許が切れた時に「潰れるんじゃないか?」と思っていた。
度重なるリストラは実施したのもの今では立ち直ったと思う。
サノフィが昨年に続いて2019年も早期退職(リストラ)やりますよ。今回も、やはり辞めてほしいの生活習慣病MRだって
新薬が出せずに厳しい時期やあったけれども、やはり元々の資本力がある企業だったのでバイオベラディブを買収したり、開発品を揃えましたよね。
このような過程を見ていれば、開発品が無くとも導入品を手に入れる資本力があれば未来が開ける事が分かる。
経営優良と言われる製薬会社も積極的にリストラを実施している緊張感
現在、上市されている薬剤も開発品も多数ある中外製薬。
そんな優良企業でもリストラやっていますよね。
中外製薬の早期退職は厚労省の偉い人が「製薬会社に今の規模のMRは必要無い」って言った事の象徴だと思う
もともと離職率が高い製薬会社は早期退職を実施する必要はないかもしれないけど、今は経営状態に関わらず早期退職の実施は当たり前に繰り広げられている。
これはMRが余剰である事を意味していて、業界全体のMR人口が適正になるまで繰り広げられると思う。
そのような意味では、製品力がある企業に勤めれば安泰とはならない。
因みに早期退職は希望者が挙手する制度なんで幻想抱いていませんよね??
労働法で表立っては指名解雇が出来ないので早期退職(希望退職)としているだけで実態は、ターゲットを定めて確実に退職に追い込んでくる。
早期退職は希望退職だから辞めさせられる訳ではないですよね?その考え甘い甘い!
MRという職業に安心感を求めたいなら適した会社で他人よりも頑張るしか他ない。
もちろん今も他業界に比べれば景気や社会情勢に左右されづらい安定している業界である事は間違いない。
しかし優良企業と言われている会社に勤めても当たり前にリストラが行われる昨今。
他力本願な考えでは安心感は得られないと思う。
MRとして働く上で安心感を得たいのであれば他人より頑張るしかない。
強調しておくが「頑張る」意味を間違えてはいけない。
一部のイかれた勘違いMRのように他人を攻撃したり、人の手柄を横取りする行為ではない。
今であれば、このような行動が大切だと思う。
・他のMRよりも勉強する。
・コロナで活動制限を強いられている中で他のMRよりも工夫した活動をする。
・内勤、報告物などのルーチンワークでマイナスポイント取らない。
・時にはサラリーマンとして、適度にゴマをすりアピールもして周りとの強調性も大事にする。
そして大前提として頑張る場所を間違えない。
安泰な製薬会社は存在しない。業界が変わった認識を持ちMRとして頑張る事が大切な話のまとめ
私のブログでよくもらう質問
「オススメの製薬会社はどこですか?」
最近、この質問に対して自分なりも回答が出た。
オススメの会社は絶対に選んではいけない会社以外なら選択して良いと思う。
その会社で他MRよりも頑張る以外、安心感は得られないと思う。
今までの製薬業界が異様に安泰過ぎただけの話だと思う。
またまだ他業界に比べれば恵まれている業界ではあるが今後は会社に頼るのではなく、自分の取り組み方を考える事が大切になってくる。