みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
近年は早期退職をどの会社もやっているわよね。
早期退職制度って、辞めたい人が自発的に手を挙げて、退職金にプラスして特別金も合わせて貰える制度だと思っていませんか?
基本的には合っているけど、そんな綺麗な制度でもないわよ。
今日は実際に水面下で行われている早期退職制度の実態について書いていきますね。
昨今の製薬会社はどの企業が早期退職を実施してもおかしくない
早期退職のする製薬会社は経営状態が悪いとは限らない。
もちろん薬剤の特許が切れて新薬の開発が進んでいなければ問答無用に実施されるでしょう。
鳥居薬品のリストラ(早期退職)は誰もが分かりきっていた既定路線
2018年ベーリンガーのリストラ(早期退職)は本気だね。最後の楽園もいよいよ崩壊ね。
こんな感じの会社が早期退職を実施するのは当然。
と言うよりは、こうなる前に打つ手はあったのではないかと思う。
しかし、経営状態が良くても将来起こりうるリスクを見越して早期退職を実施する会社も少なくない。
エーザイも早期退職始めるよ〜!もうどこがリストラしても驚かない話
大正製薬の早期退職は948人か〜辞めた人はどこ行くんだろう??
中外製薬の早期退職は厚労省の偉い人が「製薬会社に今の規模のMRは必要無い」って言った事の象徴だと思う
経営状態が良い会社でも悪い会社でも早期退職を実施されているのが現実だと思う。
早期退職は希望退職だけれども現実はそう甘くない。
早期退職は希望退職よ。
労働基準法には3つの解雇がある。
「普通解雇」→何かしらの理由で労働契約の持続が難しくなったので雇用契約を解除する解雇。
「懲戒解雇」→悪い事して懲戒処分を受ける最も重い罰。
「整理解雇」→会社の事業存続のために行われる人員整理による解雇。
製薬会社が実施している希望退職は整理解雇には該当ぜすに、辞めた人が自らの意思で退職する制度よ。
そしたら、辞めたくない人には関係のない話に見えるでしょ。
専門性がなく、年齢も45歳を越えているようなMRは転職先がないので例え、退職金にプラスして特別加算金が貰えたとしても次の働き先が見つからないので早期退職に手を挙げたくないっていうのが普通の考え。
すぐに転職先が決まるような優秀なMRは全員、退職金プラス特別加算金をもらって全員辞めたらどうしますか?
会社としては特別加算金のコストがかかって、優秀なMRが辞めていって、ポンコツMR集団だけが残る。
この方が、会社にとってはデメリットでしょ。
だから、そうはさせないのが現実よ。
辞めて欲しいMRが早期退職に手を挙げなかったら、手を挙げるまで粘り強く提案する。
早期退職に手を挙げないけど、会社としては辞めて欲しいMRっていうのをリストアップして、早期退職の制度を何度も何度も説明する。
「うちの会社には未来はない」
「今の勤務地で働ける事は不可能」
「今後は給料が下がり続ける」
「今後はMRではなく、工場のラインに入って梱包作業をしてもらう可能性がある」
これらの事を人事から個別に説明を受ける。
当然、辞める気がないMRなので、話を聞き流す。
そうしたら2週間後にまた、人事がやってきて先日聞いた話をまた聞かされる。
「今なら特別加算金も付くからタイミングが良い」
「就職支援制度もあるから安心して欲しい」
などの甘い言葉を掛けながら、何度も何度もこの面談を繰り返すようよ。
私の知り合いのおっちゃんMRは早期退職制度の説明を4回聞かされて、5回目の面談の日程が決まったタイミングで転職先も決めずに耐え切れず早期退職に手を挙げていた。
会社が辞めろと言ったら「指名解雇」なので違法になってしまう。
だけど、何度も何度も早期退職制度について説明をされたら、指名解雇の何物でもないと思う。
早期退職は希望退職だけれども、水面下ではこのようなエゲツない追い込みが行われているもも現実なのよね。
まとめ
今の製薬業界にとって早期退職は当たり前に行われている制度よね。
会社の景気が悪ければ当然、景気が良くても将来を見据えて早期退職が実施されている。
早期退職はあくまでも希望退職なので、自らの意思で退職する制度。
でもね水面下では、辞めて欲しいMRをリストアップして早期退職制度に手を上げるように何度も何度も促す事が当たり前に行われている。
会社が辞めて欲しいMRってどんなMRでしょうか?
専門性のない中年以降のMRでしょう。
一生年を取らない人間などは存在しない。
だれもがいつか中年になる。
そうなる時に大切になるのはやっぱり専門性なんだろうな〜。
時間がある時に情報収集するところから初めてみては、いかがかしら?
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