みなさんこんにちは。
現役オンコロジー(抗がん剤)専門MRのゆってぃーよ。
みんなはPIPって知ってる?
PIP=Performance Implovement Program (業務改善命令)
会社の後輩MRがこのプログラムに入れられて人格が崩壊していったの。
今日はこのプログラムについて教えてあげるわね。
PIPの業務改善のプログラムって何が怖いの?
業務改善プラグラムって聞けば成長サポートみたいで聞こえは良いけど実際は本当に恐ろしいシステムよ。
日本の労働基準法では解雇が雇用契約違反などの懲戒処分がない限り出来ないのよ。
だからPIPに入れて解雇ではなく、あくまでも自主退社に追い込むっていう制度よ。
最近ではアストラゼネが「リストラゼネカ」なんて揶揄されてこのプログラムは発動させているわよね。
PIPの流れを教えてあげる。
①PIP対象者に期間といくつかの目標を設定するの。
例えば
・3ヶ月後までに担当施設の80%以上のDrに対して自社医薬品のメリットを納得してもらう。
→3ヶ月でDrの治療方針が変わるなんてまずないわ。それが分かっていて握っているの。
・3ヶ月後には販売目標を達成させる。
→販売実績なんて3ヶ月でどうにかなるもんじゃないでしょ。それも承知の上よ。
・虚偽の報告をしない
→これが意外と大事なポイント
②サインをさせるの。
約束した期間に目標が達成出来なかったら、いかなる処分にも異論を申しません、みたいな文章にサインをさせるのよ。
③約束の3ヶ月に出来ていないポイント指摘する。
当然、こんなハードルの高い目標を握らせれて99%クリアは無理な話よね。
販売実績に関しては、タイミングで運よく3ヶ月で伸びることがあってもDrの治療方針なんかは上司が同行して後ろからチェックして治療方針に変化なしって言えばおしまいだもの。
また「虚偽の報告をしない」と言う約束は日報システムと駐車場のレシート、ETC利用時間を全て確認して間違いがないか全てチェックするのよ。
そこで1つでも差異があれば「虚偽報告」
④4ヶ月後から「担当なしMR」もしくは「会議室待機MR」になるの。
このプロセスを経た後輩MRの状況
PIP期間中の営業所会議で突然、瞳孔が開いてしまい更に過呼吸になって病院に運ばれる。
6月の暑い日だったのにも関わらず、寒いと言って、突然震えだして、しゃがみこむ。
かなり精神的に追い込まれているのが誰が見ても一目瞭然。
精神も人格も崩壊して言ったわ。
後輩MRはPIP期間中に上司から「3ヶ月経って改善されなくてもクビになることはないよ。でも担当施設が無くなってしまったら、もし今後転職活動する時に職務経歴書に何も書けなくなるよ。それは大変だね」とプレッシャーをかけてました。
結果、まだ20歳代っていうのもあり他社に転職して行ったわ。
20歳代ならまだ次があるけど50歳代なんかは悲惨よね。
転職が出来ないMRなんかが、マスコミなどにリークして最近テレビなんかでも見るわよね。
PIPに入る人が悪い?
PIPに入る人にも問題はあるとおもうけど、組織には「パレートの法則」が成り立って優秀な2割、普通の6割、ダメな2割になるのよ。
どんな組織でも、どんなメンバー構成でも必ず下のダメな2割は存在するのよ。
必ず存在する、その2割を切り捨てるのは余りにも酷よね。
そもそもPIPに入れるのはスキルだけじゃなくて上司の好き嫌いも大きく影響するわよね。
外資製薬会社は積極的にPIPを発動させている。

PIPに入らなければそれで良い?
まとめ
PIPに入ってしまったら、すぐに転職活動をする事をおすすめするわ。
私はPIPの被害者にも、加害者にも、目撃者にもなりたくないわ。
人間の精神や人格が崩壊していく姿は、かなり辛いものがあるからね。
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