みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
4月に入ってから新人MR向けの記事を書き始めました。
新人MRが始めに持っておくべき大切なマインドセット「理不尽な事が必ずある」の話
あと2~3記事は新人MRさん向けに書いていきたいと思います。
MRは他の仕事に比べて圧倒的に優遇されている事が多い事は既にご存知でしょう。
しかし、その中でも人によっては大きなデメリットになり得る「全国配属、全国転勤」と言うものがある。
特に大学を卒業したてのNew社会人が研修が終わった途端に全国各地に配属されるのは、なかなかスリリングですよね。
今日は、MRの初めの配属地について解説していきます。
新人MRの初回配属地は家庭の事情がない限り問答無用に飛ばされる。
会社によっては、ある程度の希望アンケートを取る会社も存在する。
ちなみに私も当時、第3希望までのアンケートを書いた記憶がある。
そして配属は第3希望までに一切書いていない北海道に配属になりました。
希望の勤務地に配属されるMRと全く希望していない地域に配属されるMRがいて、配属は社会の理不尽さというか、不条理な出来事を始めに体験する事柄かもしれない。
一部、家庭の事情や、特定疾患に罹っていて治療できる病院が限られているなどの理由があるケースはある程度考慮されるが、基本的には問答無用だと思う。
その中で新人の配属なのにピカピカのエリア(病院専門チームや競争が激しい東京ど真ん中等)に配属されるMRも存在する。
これらのMRは研修中に優秀な成績を治めて即戦力と判断されての抜擢が多い。
それについては過去に記事にしています。
個人的には初回の配属地は地方都市が1番良いと感じる。
新人の導入研修で超優秀な成績だったMR君が東京ど真ん中の病院チームに配属された。
当時、私も都内の大学病院を担当していて、その新人MRと会議などを一緒にしていました。
研修で優秀と言っても、実際MRとしての経験がある訳ではないのに、いきなり競争が激しい都内の基幹病院を担当しても難しいですよね。
忙しい先生にどうアプローチするか?
話の中で出てくる最新の文献が頭に入っているのか?
どんなに一生懸命ディテーリングしても臨床試験に組み込まれてしまって実績が出ない。
こんな事が当たり前に日々繰り広げられるのに、いきなり新人が対応出来るとは思えない。
ちなみに、その時に新人MRは結局1年もしないうちに退職して異業種に転職してしまった。
仕事を1から覚えるなら、地方都市から始めるのが良いと思う。
都心のど真ん中は医者もMRも忙しいから、新人が育つ環境としては厳しいと思う。
生活面だけで考えても旅行先に住む感覚がとても楽しいですよ。
私も、高校の修学旅行でしか行った事なかった北海道に配属されて始めは不安だったがめちゃくちゃ楽しかった。
週末は日帰り温泉に行って、夜ご飯は海鮮を食べる。
冬はスノボで夏はドライブ。
こんな生活が本当に楽しかった。
「地元の友達と会えなくなる。涙」と思うかもしれないが、そもそも社会人になれば、近くに住んでいても、そう簡単には会えない。
お盆と正月に会うくらいなら全国どこに配属されても帰省で会えるでしょう。
新卒新人MRの初めの配属地について考える話のまとめ
MRは基本的に全国勤務可を条件で入社しているはず。
だったら、どこに配属されても「楽しもう!」くらいの心構えが必要だと思う。
そして実際に私は初回配属地は希望していない地方であったが、めちゃくちゃ楽しかった。
右も左も分からない新人がいきなり都会のど真ん中に配属されて心を疲弊させるくらいなら、地方からMRのキャリアを築いていった方が何倍も良いと感じる。
地方でMRの仕事を一通り覚えた20代後半くらいから都会のど真ん中に挑戦するのが1番良い。
MRであればいつの日か、ど真ん中で勝負するべきだとは思うが、まずは地方で戦闘能力を高めて、地方生活を楽しもう。
東京のど真ん中の超有名施設担当MRもなかなか楽しいという経験談を紹介する。