みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
最近、MRを目指す就活生や、新卒MR、若手MRの方々から色々と相談をもらう事があります。
「MRとしてネガティブは風潮がある中で、MRとして意識しておくべき必要な事は何ですか?」
このような質問を多くいただきます。
新人MRや就活生だけでなく、現在MRとして活躍している人も新人の時の気持ちを思い返す意味も含めて考えてほしい。
今日はこの事について解説していきます。
社会は理不尽な事は当たり前に起こる。
社会に出ると理不尽な事が当たり前に起こる事を、1番始めに自覚する必要がある。
例えばAさんとBさんが同じ仕事をしても、Aさんは100点の評価を受けてBさんは50点の評価しか受けない。
Bさんが「こんな理不尽な事は納得できない」と主張でもしたら更に減点される。
上司が責任を押し付けてきたり、自分の手柄を平気で先輩MRが横取りしたり、「こんな酷い事が当たり前に起きるの?」と感じるシーンは絶対にMRをしていれば感じる瞬間がある。
それ以外にも、
希望勤務地が叶うMRと叶わないMR。
優れた所長がいる営業所に配属されるMRとポンコツ所長の営業所に配属されるMR。
担当領域や昇進のスピードなど、個人のスキル以外のポイントで差がつく
このような事は当然のようにあり得る。
入社前に聞いていたMRの仕事と実際にやるMRの仕事に大きな違いがある。
入社前の企業説明会などを聞くと、MRという仕事は人々の健康を推進する為に医薬学の情報を提供する崇高な仕事と紹介される。
しかし、実際はそんな綺麗な仕事ばかりではない。
薬局に来月分の薬の購入を前倒しで買ってもらう押し売り行為。
月末の数字の詰め(発注の前借り)をいまだにやってる製薬会社って
これは医療貢献などは皆無で医療機関に迷惑しか掛けていない。
それ以外にも、医者が「イヤだ」と言っても、それを聞いていないフリをして一方的なメールを送りつけたり、面会する事がゴールになって用事もないのに面会して医者の時間を拘束する迷惑行為も横行している。
顧客が望む事をするよりも会社から指示された事をしなければならない辛さ。
パワハラ、セクハラ、イジメも存在する。
特にハラスメント系は、必ずと言って良いと思うが存在する。
所長がMRにパワハラ通報されました。その結果を見て製薬会社の闇の深さを悟った話。
会社には年齢位以外にも職位で上下関係が存在するので、職位が上の人間が下の人間に理不尽に苛めたりするケースは過去、数えくれないくらい見てきた。
MRの中には勘違い系のイタいMRが存在して、そいつらは他人を否定して自分の立場を確立したがるので、新人MRは特に標的になりやすい。
ハラスメントやイジメがあるから諦めろと言いたい訳でない。
ハラスメントやイジメが存在する事を事前に認識して、巻き込まれないように自己防衛能力を高める事が必要だと伝えたい。
製薬会社だけが理不尽な事が起こる訳でなく社会に出ればどの企業にも存在する。
色々と暗くなる事を書いていきたが、それは決して製薬会社に限ったことではない。
どの業界でも企業でも理不尽な事がある。
企業に勤めてお金を稼ぐという事は、この理不尽な事が当たり前に起こりうるという覚悟が必要だと思う。
企業説明会で聞いたキラキラした世界だけがあると勘違いしたまま入社してしまうと、実際のギャップに心を痛める事がある。
なので、社会に出て金を稼ぐ覚悟をしっかりと持った方が良い。
理想と現実、本音と建前をいち早く受け入れた人ほど、社会で活躍出来ると思う。
新人MRが始めに持っておくべき大切なマインドセット「理不尽な事が必ずある」の話のまとめ
理想を持つ事を否定している訳ではない。
色々とネガティブな事を書いてきたが、ネガティブな事だけが待っている訳ではない。
しかし、入社説明会で紹介されたキラキラした世界だけが待っている訳でもない。
「何でこんな誰が見ても間違っている事がまかり通ってしまうんだ?」
このように感じる時もあるでしょう。
それが社会に出て企業に勤めて金を稼ぐって事なんだと思う。
ちなみに、本当に辛ければ辞めて違う職に就けば良いだけだ。
製薬会社でMRをするって事は理不尽な対応で心を痛める以上に待遇の良さや働き安さに心を豊かにするとも感じている。
断片的な事柄で判断せず、総合的に考えれば、それでもMRが超絶オススメできる素敵な職業だと強く感じている。