みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
2013年をピークに年々着実にMRの人数が減っていっている事は既に周知の事実でしょう。
20年度版MR白書 直近2年でMR5,000人超減少。2030年のMR数を予測する話。
新卒採用を絞り込んで、早期退職をどんどん実施してMRの人数を減らしている事は事実ですよね。
そんな中でもMRの中途採用を実施している企業が存在する事は不思議じゃないですか?
実は弊社は管理職以上の推薦があれば応募できるコンフィデンシャルな中途採用をしているんです。
こんなに人を切っているのに人を増やす中途採用を理由を人事のおっちゃんに聞いてきたので紹介していきます。
大規模リストラ直後に中途採用を実施する企業が本当に多い
人を減らしたいから早期退職を実施するのに、その後に人を増やす為に中途採用を実施する。
ベーリンガー、サノフィ、MSDなどがその典型で結構な人数を追い込んで切ったのに、その後すぐに中途採用を実施した。
これらの企業の早期退職はこんな感じだ。
2018年ベーリンガーのリストラ(早期退職)は本気だね。最後の楽園もいよいよ崩壊ね。
MSDが2年前にリストラしたばかりだけど2019年もまたリストラ(早期退職)しちゃおうって考えている真意
サノフィが昨年に続いて2019年も早期退職(リストラ)やりますよ。今回も、やはり辞めてほしいの生活習慣病MRだって
この会社に知り合いがいて、内部事情を聞いたけど結構キツい追い込みがあったと聞いた。
そして、その後すぐに中途採用の募集があった。
この募集に結構な年収や勤務地の優遇があったと聞いた。
なんで、こんな事をすると思いますか?
全体的なMR数は減らしたいけど、優秀なMRは減らしたくないどころかむしろ増やしたい。
早期退職を実施すると辞めて欲しくない戦闘能力が高いMRの方が次の転職先も決まりやすいから辞めちゃうんですよ。
人数だけで考えればMRが減った方が良いに違いないんだけど、残ったMRが戦闘能力が低ければ企業として衰退していく。
早期退職を実施すれば、残った少ない人数で今までと変わらない業績を残さなければならない。
例えば10人(優秀2人、普通6人、不良2人)で仕事をしていたとする。
早期退職を3名募集して、辞めたのが優秀2人、普通1人。
残った7人(普通5人、不良2人)。
これで今までと同じ業績を出すのは、多分無理でしょう。
少ない人数で高い業績を出す為には、残ってくれたMRが優秀でなければならない。
早期退職を実施すると優秀なMRほど辞めていくのが現実で、その優秀なMRの流出を補う為に中途採用をするとのことだった。
事実、早期退職直後の中途採用は、専門的な経験を有している等の条件が必ずある。
リストラを繰り返してMRを減らしているのになぜMRの中途採用をするか人事に聞いてきた話のまとめ
こんなに活発にMRのリストラを実施している状況でも、優秀なMRは各社欲している。
早期退職は次の転職先が決まりやすい優秀なMRほど、辞めていく傾向がある。
早期退職後は少ない人数で仕事をしなければならないので少数精鋭になる必要がある。
優秀なMRに成長するのには時間がかかるので、その時には、やはり即戦力の中途採用が必要になるんだと思う。
結果、中途採用の募集があっても採用のハードルは確実に上がっていると感じる。