みなさん、こんにちわ。
現役オンコロジー(抗がん剤)MRのゆってぃーよ。
先日、転職活動をしている友達MRからバイオベンチャーとメガファーマのどちらが将来性があって良いですかって質問されたの。
将来の事は分からないけど、今でも確実に言える事があるので今日は、その点を書いていくわね。
そもそもバイオベンチャーとメガファーマのメリット、デメリットを考える
メガファーマのメリット
・多くの薬剤が既に発売されている。
・新薬候補の開発品が多くある。
・資本力があるので有力な化合物や企業を買収して手に入れる事が出来る。
・社会的信用度が高い。
・給料も福利厚生も抜群に良い
メガファーマのデメリット
・人が余っている(生活習慣病MRなどが多い)
・組織が大きすぎて効率が悪い
・規模も人数も多いので一人当たりの生産性が著しく悪い(近い将来必ず人員整理がある)
・上が詰まっているのでMRで入社するとそのまま。キャリアプランがイメージ出来ない。
バイオベンチャーのメリット
・少数精鋭なので一人当たりの生産性が高く、効率的な経営が出来ている。
・人数が少ないので各自の裁量権が大きく仕事に自由度がある。
・本社のバックアップが少ない分、様々な経験が出来る(MR兼マーケティング兼PMS兼MSLみたいな)
・トータル収入(年収+福利厚生)が高い(※これは会社による。ストックオプションが用意されて福利厚生の充実している企業もあれば、退職金すら出さないヤバい企業もある)
・多くのバイオベンチャーは希少疾病薬なので専門的なMR活動が出来る
・会社が小さい時に入社しているので会社が発展して企業規模が大きくなれば要職に着ける可能性が高くなる
バイオベンチャーのデメリット
・現在、発売している薬剤の特許が切れたら次に繋がる新薬候補が少ないので不安
・資本力が無いので常に買収のリスクが伴う(突然、会社が消滅するリスクがある)
・トータル収入(年収+福利厚生)が低い(※これは会社による。日本に進出してきて間も無い企業は住宅補助や退職金がなく、一見年収が高くてもトータル収入が悪い事が多々ある)
・裁量権が多い事から当然、責任も大きい。(プレッシャーが大きい)
あげればキリがないわね
年齢やその人のキャリアやスキルによって変わってくると思うけど、このメリット、デメリットは見てあなたならメガファーマとバイオベンチャーどっちに行きたい?
典型的なダメな選択例
・メガファーマで生活習慣病担当MR
→生活習慣病薬にMRはいらないって結論になるのは今の段階で明確よ。
・年収の数字だけで飛びついて行くバイオベンチャー(福利厚生がスッカラカンでトータル収入が下がる)
→転職はお金だけが目的じゃないけど、バイオベンチャーのようなハイリスクな企業に行くのに収入が下がるって許容されないわ。一番イタいのは年収の数字だけ見て収入が増えた気できる少し頭が悪いMRは可哀想。
・バイオベンチャーに行ったのに痛み止めなどの生活習慣病薬を担当させられる
→これはヤバいわよね。ほとんど無いとは思うけど、一部のバイオベンチャーはプライマリー製品を一緒にやらされる企業があるらしいわ。
これらの選択は間違いなくダメな例ね。
成功する可能性が高い選択
・20代〜30代前半でのバイオベンチャー転職
→専門性や幅広い仕事が出来るから経験値が高まるわ。
ただやっぱり次に繋がる新薬候補が見えづらいからリスクも高い。
そう考えれば、もし会社が先細りして行きそうなら次の会社に転職する事も出来ると思うからチャレンジしてみても良いと思う。
・メガファーマの専門(抗がん剤や希少疾病薬)MR
→メガファーマは新薬候補が多いので将来の安定性がある。
でも余計な贅肉(生活習慣病MR)も多いから贅肉(生活習慣病MR)を削ぎ落とされている過程は間近で見なければならない。
30代後半になれば、きっと家庭を持っている人も多いと思うし、内資・外資問わずメガファーマの資本力、開発力、信用度の恩恵を受けつつ専門領域でMRするっていうのが成功の確率が高いわよね。
まとめ
メガファーマにもバイオベンチャーにもそれぞれのメリット、デメリットがあるわ。
その時の自分の状況をしっかり見極めて自分にとって1番良い選択をするべきね。
メガファーマだから安心出来る時代では無いし、バイオベンチャーが必ずしも年収が高くて、専門MRをやれるとは限らないわ。
このようにしっかりと情報を集めて精査する事が大切だと思うわ。
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