みなさん、こんにちわ。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
仲良しMR(仮名:荒木君)は今年の4月からPIP(業務改善プログラム)に入ったらしいわ。
PIPについては過去にブログで数件書いているけど、閲覧数も質問数も圧倒的に高いジャンルよね。
過去の記事はこちら
PIP(業務改善命令)に入るMRが悪い?PIPに入れる会社が悪い?
PIPに入ってリストラの恐怖に怯えながら働いている50歳の先輩MRと飲みに行ってきた話
先日、本人から色々と聞いて来たから今日はその事を書いていくわね。
PIPに入った荒木君はこんな人
荒木くんのプロフィールはこちら。
年齢:32歳
家族構成:妻29歳、息子0歳
担当領域:生活習慣病
担当エリア:首都圏の基幹病院
キャリア:新卒で旅行代理店に入社、その後コントラクトMRに転職、その2年後に製薬会社に転職
今の製薬会社で支店長に生意気な口を叩いたみたいで、それから直の上司である所長の風当たりがキツくなり、数字が悪かった今年初めのタイミングからPIP突入だって。
荒木君はPIPに入った自覚はあるがそれが何を意味しているかが分かっていなかった
荒木君と話したら、PIPに入った事は自覚しているって言ってたわ。
ただ、荒木君の解釈としては育成プログラムなので自分の成長の為に良い機会って言っていたわ。
4月からPIP始動しているんだけど、特に精神的に詰められるような事は無いと言っている。
業務の確認はされるけど、それを淡々を報告して人事も支店長も「そうですか」ってなリアクションなんだって。
荒木君からしたら、「会社は自分の成長の為に様々なサポートをしてくれている」って解釈しているわ。
バカというか、そんな洞察力しかないからPIPに入れられるんだよって思って呆れながら聞いちゃった。
PIPが始動しても精神的な追求が始まらない理由
私が推測する限り大きく2つあるわ。
①エビデンス作りをしている。
この荒木君はPIPにターゲッティングされてから間も無くして入った気がする。
だから、追い込むにしてはエビデンスが少ないから今、会社は淡々と荒木君の基本行動のエビデンスを蓄積している時期なんじゃないかと思う。
②PIPのやり方が最近、緻密になってきている。
PIP(業務改善プログラム)を名乗ったリストラはここ最近、一気に有名になってきたでしょ。
それで様々な裁判なども増えて、会社にとってPIPに入れたは、良いが裁判沙汰で企業イメージを落とすっていうデメリットも出てくるのよね。
18年5月アストラゼネカのリストラ裁判が和解終了。これでMRは安心して働けるか??
今まではPIPに入れて一気に精神的に追い込んで自主退職に追いやるっていうのが通常の流れになっていたけど、アストラゼネカの事件のように社会に大々的に報道されて企業イメージを落とすのはPIP社員を抱えている以上のデメリットだもんね。
だから、緻密にPIPが遂行されるようにバージョンアップしているんだと思う。
PIPに入ったらMR人生は終わりかどうか?
答えは終わりではない。
でも、PIPを入れた会社でキャリアを形成するのは、かなり難しい。
会社としてもPIPに入れたのが間違いではないって証明する為に必死にやってくるわ。
だからPIPに入ったら、まずは転職を考えるべきね。
何を間違ってもPIPは会社が自分の成長の為にサポートしてくれているなんて思っちゃだめよ。
まとめ
友達MRの荒木君が4月からPIPに入ったんだって。
荒木君はこのヤバさに全く気付いてない。
最近のPIPは緻密に遂行されるから、会社が何か明確なアクションを起こしてきた時には取り返しが付かない状況になっている事になるわ。
この危機的状況を荒木君に伝えたんだけど、全く伝わらない。
このマイペースな性格が理由でPIPに入れてるんだろうな。
半年後くらいに取り返しが付かない状況になってから相談がくる気がする。