みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
4月からMRバッジ着用が義務化されますね。
メルカリやヤフオクで、めちゃくちゃ出品されています。
3月6日現在の相場は5000円前後くらいでしょうか。
最も高額は2万円で取引完了していたのでビックリする。
もともとMRバッジは、MR認定センターのHPで確認すると300円と書いてある。
また、このHPでは再交付の方法についても記載されている。
現役MRは個人では申請できず所属企業から申請しなければならない。
300円程度のものを紛失して、会社に報告するのが嫌だから高額な金を払ってフリマサイトで購入する。
この状況を見て、高額な価格で落札するMRは、めちゃくちゃメンタルが弱いのか、はたまた、めちゃくちゃパワハラ上司に怯えているかのいずれかだと感じた。
4月から着用が義務化になり慌ただしいが、そもそもMRバッジって、どんな目的でいつから始まったかご存知だろうか?
既にMRバッジについては2つの記事を書いています。
MR認定センターが安全生重視の活動をする為にMRバッジ着用義務化したいと言ったけど意味が分からなかった話
新たなMR認定要網が交付されMRバッジの義務化明記と細かな表現改定があった話
そこに答えは全部あるけれど、改めて今日は書いていきます。
MR認定センター創立10周年記念に作られた謎のバッジが始まり。
旧医薬情報者教育センター(現MR認定センター)が2008年に創立10周年記念に作られた謎のバッジがMRバッジの始まりです。
昔のおじさん達って付き合いたての高校生カップル並みに記念行事が大好きだ。
「10周年だし何かやろうよ!」
「よし、バッジを作って配ろう!」
「大義名分が必要だから理由を考えよう!」
「このバッジを付けるとMRは高い自覚と誇りを持って働けて、第三者も認識出来るスーパーバッジって事にしよう!」
ってな感じでスタートした。
このようなやりとりが実際にあったかは定かではないが第三者でも分かりMR自身がより高い自覚と誇りを胸に患者さんの立場にたった活動を行う事を目的にしているという事はMR認定センターが言っている。
こんな小さなバッジを付けると本当に第三者が「製薬会社の社員だ」と分かるのか?
このバッジ本当にちっさいですよね。
小指の爪程度の大きさで、至近距離で見ないと「MR」という文字は分からない。
そもそも論だけど、医療従事者(医師、薬剤師、看護師等)であれば、こんなバッジを付けなくてもMRという認識は持つと思う。
MR認定センターがいう「第三者」が患者や一般市民を指しているのであれば、こんなバッジを付けていてもMRだなんて絶対に分からない。
そもそも、こんな小さなバッジの存在すら気づかないでしょう。
こんなバッジよりも会社名と名前が書かれている会社支給のネームバッジの方が100万倍以上、MRと認識してくれると思う。
ここから考えても、認定センターが言っているMRバッジの目的が後付けなのが容易に想像出来る。
4月からMRバッジ着用が義務化されるが、MR作成の背景と意義を再度考える話のまとめ
4月からバッジ着用が義務化されるけど、どこまで強制力があるのか不明。
こんな謎のバッジが無くても、会社のネームプレートと、病院の入館証で全て事は済んでいると思う。
10周年記念バッジを作成したけど浸透せず、時間も金も無駄にしたという事実を必死に隠す為に、後付けてこんな感じになっているようにしか見えない。