みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
アストラゼネカってどのようなイメージお持ちですか?
製品力があり絶好調な会社
英AZ・19年業績、日本売上高は27%増の25億4800万ドル 「リムパーザ」「フォシーガ」など寄与(日刊薬業)
一時期衰退傾向にあったオンコロジー領域もタグリッソやオラパリブなどで一気に巻き返したわよね。
でも私は株は買いたいと思うけど入社したいと思わない。
それにはいくつか理由があるけどやっぱり大きく上げて2つ
担当施設によって職務等級が決まるカースト制度とPIPによるリストラ。
今日はこれらについて書いていきますね。
アストラゼネカのリストラゼネカ は一段落?それとも・・・
アストラゼネカといえばPIPで身体的にも精神的にも追い込んで自主退職させる会社でおなじみでしょう。
典型的な外資というイメージ。
資本力と開発力があるので世に出てくる薬剤がとても有望。
しかし判断が早く、不要と思った社員は一気に追い込んで退職させる。
これがマスコミにも大きく取り上げられて結果、会社側の敗訴を受け入れて和解解決。
18年5月アストラゼネカのリストラ裁判が和解終了。これでMRは安心して働けるか??
その後は、どうなんだろうね。
アストラゼネカユニオンのブログを見ても「PIP」「追い込み」「リストラ」などはあまり出てこず、最近静かな印象。
正確な内情は分からないけど、あの時みたいにPIPで公開処刑しているような事はなさそう。
でもこのイメージが強過ぎて私はいまだにAZに怯えている・・・
担当施設によって職務等級が異なる制度は意味は分かるけど怖い
なんとなく各製薬会社もやっている事だと思う。
新人MRは開業医で課長などの役職がついているMRが大学病院担当。
でも明確に定義しているのはアストラゼネカくらいしか知らない。
当時のミクスの記事が残っている。
AZ MR評価で新制度 年功をやめ職務に見合った成果で評価 2016年上期実施(ミクスオンライン)
施設によって仕事の難易度や影響力、業務量が異なるので施設に応じて職位を分けるのは正しいといえば正しい。
ただ大学病院は日本には82しかない。
対して開業医はアホほどある。
この限られた施設を担当するMRは職位が高いのは一見納得感がある。
でも多くのMRが職位が低い施設を担当しなければいけないのも事実。
また地域によっても大きく異なる。
地方に行けば県内に大学病院1つだけが当たり前。
対して東京だと13大学もあり、基幹病院でも大学病院級の日本赤十字社医療C、虎の門病院、NTT関東なども乱立している。
そうなると配属されたエリアによって職位等級の数が大きく異なる。
サラーリーマンのキャリアの大半は運なのは理解しているけど、この制度は更に当選確率が低い宝くじに見えてしまう。
開業医の最下級等級にされてもPIPでリストラされるよりはマシか、と思っているMR多そう。
完全な憶測の話。
40代、50代のMRが開業医を担当して新人MRと同じ職位で働かられてもPIPに入れられて精神を崩壊させられて最終的に退職させられるよりかはマシと納得しているのではないかと思う。
昔、難易度の高い施設を担当させらていた中年MRが実績上がらない事からボコボコに追い込まれて精神が崩壊していく過程を見た事がある。
そうなるくらいなら、最下級等級でも良いでしょう。
でも40〜50代で開業医を担当するのであれば20代MRよりもパフォーマン低いと思うから更に低い等級でも良いのではないかと思う。
アストラゼネカ の担当施設によって職務等級を定めるカースト制度は意味合いは分かるが怖いよねの話のまとめ
アストラゼネカって製品力もあるし、中途入社のオファー年収も高い。
開発品も多く将来性も見える。
でも、怖いわ。
私の偏見かもしれないけど「PIPのリストラ」「担当施設のカースト制度」のイメージが強すぎる。
でもね。
意味合いは分かるわよ。
開業医担当は価値が最も低いから最下級MRと位置付ける。
大学病院 > 基幹病院 > 中小病院+開業医 > 開業医
今後は担当領域カースト制度も作りかねないと思う。
希少疾病・がん > 中枢神経 > 生活習慣病
そうなると開業医かつ生活習慣病のMRはどのような階級になるのだろうか?
明確に公表している企業は少ないが、このように思っている製薬会社は多いと思う。
あなたは、どのような施設でどの領域を担当していますか?