みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
コロナ禍になり在宅勤務、リモート会議が当たり前になって2年が経とうとしています。
自宅で仕事をする事が当たり前になれば当然、営業所は不要になりますよね。
この2年の間に複数の製薬会社でオフィス廃止を発表している
・2020年ノバルティス、アストラゼネカ
・2021年サノフィ
そして2022年にはアステラス製薬とイーライリリーが営業所を廃止すると発表した。
営業所が無くなる事に関して、MR視点で考えるとメリットとデメリットがあると過去記事にしている。
営業所が無くなる事はMRにとって良いことか悪いことか考える話
色々な考え方があるとは思うが、誰も出社しないオフィスに家賃を払い続けている事は賢くないと思う。
今日は、改めてこの事について書いていきますね。
アステラスとイーライリリーが営業所廃止を発表
アステラスのプレスリリー
MRの領域担当制導入と共に、COVID-19を契機にMR一人ひとりが自身のライフスタイルに合った柔軟な働き方を可能とするためコミュニケーションオフィスの設置も決めた。
全国にある119の営業所を廃止し、各都道府県に1カ所を基本と して社員同士が所属組織に捕らわれずに自由に利用できるコミュニケーションオフィスを設置します。
イーライリリーの発表は1月19日のRISFAXで記事になっているので、ログインして詳細は確認してほしい。
要約するとこんな感じだ。
コロナ拡大を契機にリモートワークなど柔軟な働き方が加速した。
より満足度の高い働き方が実現できる環境を整える目的もある。
22年の4月から6月にかけて順次、21ある拠点オフィスを廃止する。
オフィスを廃止する代わりに各拠点に資材置き場を目的としたアクセスルームを設置する。
2社とも社員のワークライフバランスを目的に廃止すると書かれている。
もちろん、その観点もあると思うけど1番の目的は無駄なコストをカットする事でしょう。
誰もいないオフィスに、高い家賃、光熱費を払い続ける事は無駄でしかない。
個人的には、オフィス廃止の目的を「もったいないから」と言ってくれたら分かりやすいのにと感じる。
今だに営業所の取り扱いについて判断しかねる会社はスピード感がなくダメだと思う。
この2年間で毎日、オフィスがMRでパンパンという会社は存在しないでしょう。
どの会社もオフィスはガラガラな状態だと思う。
そして例えコロナが終息したとしても再び営業所への出社を義務化する事はないでしょう。
だって、リモートで社内の仕事が回る事を誰しも実感しているのだから。
そう考えた時に、今オフィスはガラガラで、今後もオフィスを使う予定がない。
そうであればいち早く営業所の廃止を発表する必要があると思う。
結果は分かっているのに行動せずにダラダラ時間が過ぎ、無駄なコストを払い続けるって賢くないと思う。
経営判断のスピードはやはり外資が早くて内資は遅いと思う。
今は国内大手ではアステラスしか発表していないけど、きっと武田も第一三共も追って発表される事でしょう。
また、内資企業だと営業所にいる事務スタッフが派遣社員でなく、正社員の事もあるでしょう。
営業所がなくなった際に事務スタッフはどうすれば良いか?という判断も必要になると思う。
これに関しては痛みを伴う改革になると思うし、危機感を持っている事務スタッフは既に自分で活路を見出していると思う。
アステラスもリリーも営業所廃止を発表したのに他の会社の判断は遅いと思う話のまとめ
コストなどを全く考えず、個人的な意見を言わせてもらえば、営業所はあった方が良いと思っている。
資材管理の観点でも、コミニュケーションの観点でも利点は多い。
しかし、現実的に考えて営業所は間違いなく各社、廃止になっていくと思う。
各社、廃止になるという結果が分かっているのであれば、判断、発表を先送りにするのでなく、すぐに行動するべきだとも思う。
このような経営判断がスピーディーに出来る会社かどうかも、将来性ある会社を判断する一因になると思う。
身内が勤務する業績絶好調の某大手製薬会社でも、支店や営業所を廃止はしないまでも面積縮小をやっています。そして福利厚生制度を改悪しています。余ったお金で何をやるのかと思えば、人気俳優を使ってCM制作したり、イベントのスポンサーになっています。製品名を宣伝出来ないのだから、他の有意義な使い方を考えたらいいのに。
コメントありがとうございます。
昔は、超一流企業のエリートが考えた上での判断なので、何か凡人には分からない事があるかと思っていました。
しかし、最近は色々とわかってきて、ただの判断を先延ばしにしていたり、自分の保身の為だったり、私利私欲に走っていると言う事を見てきました。
子供の事は、大人はみんな立派だと思っていましたが、いざ大人になると悪い人間がここまで多いのかと嫌気が指す時がありますね。