みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
私は仲の良いMR友達に田辺三菱製薬のMRがいます。
10年来の付き合いで色々と合併前から話を聞いてきた経緯がある。
先日もゆっくりと会社の状況を聞いてきたから今日はそれについて書いて行くわね。
田辺三菱製薬ってどんな会社だっけ??
合併しまくっている会社だから、もはやはじめの会社は不明よね。
歴史を振り返りたい人はこちらの記事をどうぞ
大阪に本社を置く、老舗大手国内製薬会社よね。
2007年に田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併した製薬会社よね。
合併時の比率としては田辺製薬1に対して三菱ウェルファーマ0.69として田辺製薬が存続会社で吸収合併というスタンスだったわよ。
ただ、結局は三菱ケミカルフォールディングスの傘下に位置付けられているから頂点は三菱系列の会社みたい。
田辺三菱製薬MRの働き方とは
田辺も三菱ウェルファーマも共に歴史のある会社だったから、旧田辺、旧三菱のしょーもない派閥が現場まで、合併後しばらく蔓延っていたらしいわ。
さすがに合併10年以上経って今はあまり言われなくなったみたいだけど、当時は働きずらかったみたい。
友人の田辺三菱製薬MRに30歳当時の源泉徴収を見せてもらったけど780万円だったわ。
30歳くらいまでは同期であまり年収に差が出ないみたい。
35歳くらいから昇進のタイミングで年収に差が出るって言っていたけど、実績に応じてのインセンティブは少ないって言っていたわ。
やりがいが無いと思うか、安定があると思うかは本人の意識の問題だと思う。
製品力はパッとしないと言っていたわ。
ひと昔前ではタナトリル、ラジカット、レミケード、タリオンなど、そこそこ認知度もあったけど今は特許切れ。
特にレミケードはこの1品目で田辺三菱を支えていたと言って過言ではないくらいの売り上げだったと思う。
今はラジカヴァ、カナグル、ワクチン、ジレニアとインヴォカナのロイヤリティーなどで利益を構成しているみたいだけど、どれも市場が小さいもしくは競争が激しい領域ばかりで厳しいみたい。
ロイヤリティーは一時的だしね。
田辺三菱も早期退職で社員のリストラを繰り返している。
田辺三菱も多くのリストラを繰り返しているわよね。
合併時にもリストラを実施したけど大きかったのが2015年に実施した634名の早期退職
早期退職者の募集結果について(2016年2月3日発表)(プレスリリース)
後発品事業の田辺三菱販売に出向したMRも多くいたでしょうね。
その田辺三菱販売も今となってはニプロに売却されてしまったわよね。
やっぱり出向って言うのは片道切符の島流しだと思う。
ジェネリック医薬品事業等の会社分割及び子会社の異動に関するお知らせ(プレスリリース)
リストラや出向を繰り返しても、事業が発展しないと企業は成長していかないのよね。
田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併しても結果が出ていない
2007年に合併したけど売り上げが伸びてないのよね。
合併3年後の2010年には売上4600億円、2015年には売上5000億円を掲げて新会社を発足させたけど、2018年現在、全く伸びずに発足当時の金額からほぼ変わっていない。
なんのために合併したのか?
日本の売上も伸び悩み、海外の事業展開も思うように進んていないみたい。
新薬の開発も足踏み状態だし、昨年2017年に買収したイスラエルのバイオベンチャー、ニューロダーム社もどうなることやらって感じよね。
今のところ、合併したメリットは何も見えてこない。
人を切り捨てた以外のものは得られていない気がする。
まとめ
田辺三菱製薬が2007年に合併したけど全く結果が出ていないわよね。
老舗の国内企業同士の合併だったから無駄な物が多く、それをそぎ落とす事くらいの事しか出来ていない気がする。
今後のラインナップを見ても、厳しそうな気がするわ。
私の友人の田辺三菱MRは今は32歳だけど、とうとう転職活動を開始したわ。
会社として伸び悩んでいるし、方向性も見えないし、専門性もないと判断していたわ。
今は32歳で今年の年収は850万円くらいで着地する予定みたい。
人間関係や仕事内容も含めて満足はしているみたいだけど、将来のことを考えると不安なんだって。
とても、まともな考えよね。
会社が守ってくれる時代は終わった今となっては自分自身で専門性を高めて行く必要があると思うわ。
友人の田辺三菱MR君が登録したエージェントを紹介しときます。
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