みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MRの皆さんは英語の勉強をしていますか?
私はマネージャープログラムの中に英語のカリキュラムがあって、必然的に英語の勉強を強いられています。
今は内資、外資、問わずMRに英語の勉強を推奨している会社は多いですよね。
英語の勉強をする事自体は、会社が求める事なので良いと思うけど、会社の言葉足らずの発信で思いっきり勘違いしているMRがいたので、今日はこの事について書いていきますね。
お分かりの通りMRをしていく上で英語のスキルはほとんど不要。
MRをしていて英語を必要とするシーンはほぼない。
英語論文にしても海外サイトにしてもGoogleの翻訳ボタンをクリックすれば全て日本語に瞬時に翻訳してくれる。
しかも最近は本当に翻訳の精度が高まっているので分かりやすい
海外演者の講演を聞く際においても、同時通訳がいて日本語を聞く事ができる。
それ以外にMRをしていて英語に触れるシーンはないにも関わらず、会社はMRに英語の勉強を強要する。
会社は英語論文をスラスラ自力で読む力を養うために、英語を推奨しているわけではない。
内資外資問わず、グローバルで仕事する上では海外の社員とやり取りをする事が多くなるので英語のスキルを身につける必要があるといっているのだ。
マーケティング部にしてもサプライチェーンにしても、営業でも部長以上であれば海外のマネージャーと会議をする事もあるでしょう。
その時に、英語がわからなければ仕事ができない。
今後は、よりコンピューターの翻訳機能が向上すると思うので語学のスキルを必要としない世の中になる日も来るかもしれないと思っている。
しかし当面の間は海外の社員や顧客をやり取りをする職種に就くためには英語のスキルは必要とされるでしょう。
MRの将来が不安で本社異動したいから英語を頑張ると言った大野くん(加盟)
私の知人の紹介をします。
氏名:大野くん(仮名)
年齢:30代半ば
会社:大手外資系製薬会社
領域:オンコロジー
大野くんが、数名のMRで話している時にこんな事を言い出した。
「MRの将来は厳しいから英語をやって本社に異動したい。」
このコメントは一見、正解のようだけれども大きく言葉を欠いている。
ラーメン屋が「将来不安だから、イタリアンの修行も始める。」という発言と同じ。
普通に考えれば、イタリアンの修行の前に、まずはもっと美味しいラーメンが作れる努力をするべきではないか?
例えが余計分かりづらくしてしまったかもしれない。
要は、MRが不安だから英語をやるのであれば、MRの仕事をもっと頑張ってスキルを上げる努力をするべきだと言う話。
MRとしてはダメだけど、英語が出来るからマーケティング部に異動させよう。
こんな事が起こるわけがない。
逆はある。
MRとして自エリアのテリトリーマネージメントが優秀だから、英語は出来ないけどマーケティングに異動させて同時に英語も勉強させよう。
このような異動は過去に何度も見てきた。
MRである以上、社内でキャリアアップをしたいと思うのであれば「まずは英語!」ではなく「まずはMRとしてのスキルアップ!」である。
確かに会社も悪く「英語、英語」と言うだけで一番大事な「MRとして優秀なスキルを身につける」という言葉がないから、このような勘違いMRが生まれてしまうのだと思う。
大野くんは英語を勉強すると言うモチベーションは素晴らしいけど、本当にMRの将来に不安を感じて本社に異動したいと思うのであればMRとしてのスキルを上げた方が良い。
社内で見かけても、偉そうな態度でろくに挨拶も出来ない立ち振る舞いを見ている限り顧客と円滑な関係性も築けていないでしょうね。
MRの将来が不安で本社勤務したいから英語を頑張ると言った勘違いMRの話のまとめ
MRが本社に異動する際に、必要なのは英語だけではない。
MRとしての本業がダメなにも関わらず英語が出来るだけで異動出来るわけがない。
MRとしてのスキルをしっかりと付けた上で英語を身に付けなければ意味がない。
会社も言葉が足りないと思ったが、そんな当たり前の事は言わずとも分かるとでも言いたいのでしょう。
しかし現に大野くんのように勘違いしているMRが出来きている事も無視してはならない。