みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
近年、MRの仕事が難しくなったと感じる。
私が20代の若手MR時代であれば、よく回り、よく遊び(経費を多く使う)、月末に数字の詰めが出来ればそれだけで優秀なMRと言われていた。
自腹切って、平日夜と土日は医者と遊んで、一時的な数字のコントロールしているだけで周りは「若手のエース」と、もてはやしてくれて、私も調子に乗っていた。
しかし、当時の優秀の定義は現在では全く通用しない。
情報提供ガイドラインが施行されて行動に制限が多い。
この様々な規制の中で、顧客に認められる仕事を考えて行動しなければならない。
MRの働き方は完全に変化した。
今までは手帳一つ持って薬の話などは一切しないMRでも輝けたが、今では不可能だ。
残念な事に、この変化に気づいていないMRや、変化に気づいているけど対応出来ないMRが存在する。
仕事に付いて行けないMRは当然淘汰されていく。
可哀想な事かもしれないが製薬会社は慈善団体ではないので、企業に利益をもたらせない人は排除されてしまう。
この排除された人達は、可哀想な人達ではあるが新しい道で頑張って欲しいと思う。
今日はその事について書いていきます。
現代のMRの仕事に順応出来ない人はリストラされずとも、追い込まれていく事は間違いない。
近年のMR減少トレンドは脅威である事は間違いない。
20年度版MR白書 直近2年でMR5,000人超減少。2030年のMR数を予測する話。
しかし過去に何度も記事にしているが、この減少が永遠続きMRが絶滅する訳ではない。
無計画に人を増やし続けた会社の誤った判断のツケが回ってきているのが現状だ。
だから適正人数になったタイミングで減少は収束すると思う。
ただ、もうしばらく削減のトレンドは続く。
そうなった時に「どうやって減らすか?」「誰を減らすか?」と言うのが問題になる。
当然、優秀なMRには残ってもらい、付いて行けないMRに去ってもらいたいと考えるのが普通だ。
変化に対応出来ず、活躍出来ないMRは当然「MRはオワコンだ」と言うでしょう。
活躍出来ないMRが、自分の仕事を振り返った時に「MRの仕事は充実している!」と感じる事は絶対にないだろう。
きっと「MRなんてしょーもない仕事だ。」「こんな仕事はオワコンだ。」なんて事を言うでしょう。
そりゃーそうでしょう。
MRとして活躍する仕事が出来ないんだから、しょーもないと感じるのは仕方ない。
ただ、忘れてはいけない事は、自分の仕事ぶりを棚に上げて「MRはオワコンだ」と言っても、それはあなたの仕事が「オワコン」であってMR全体ではないと言う事。
練習もしない万年補欠の野球部員が退部して「野球なんてくだらない」と言っているシーンと同じだ。
野球がくだらないスポーツなのではなく、努力を怠り野球の素晴らしさを知らずに退部した、あなた自身に問題があるのだと皆、思うでしょう。
弾き出されたMRであっても過去に輝いた瞬間があるから勘違いしたままになっている。
冒頭にも説明したが、昔と今ではMRとしての働き方が異なる。
昔の優秀なMRの定義と今の定義は異なる。
なので昔、優秀だと、もてはやされていた人がその名残で勘違いしたまま今に至るケースがある。
この勘違いMRが「俺のような優秀なMRがオワコンと言っているんだから間違いない。」と、常軌を逸した勘違いをするのだと思う。
そして、この勘違いMRが会社から弾き出された時にストーカーのように負の感情が増幅していくのだ。
結果的に、このような人達はMRを辞めた後でも、ずっとMRに執着してネチネチ「MR否定論」を唱える。
客観的に見ていて怖い。
MRを辞めたのに未練がましく、いつまでもMR批判してる人が怖いと思う話のまとめ
MRが1番良いとは限らない。
職業選択の自由もある。
なのでMRを辞めても新たな場所で輝ける努力をすれば良いと思う。
努力をせずに万年補欠の野球部員が退部して、新たにサッカー部に入部したのなら、いつまでも野球の悪口を言うのではなく、サッカーの練習に励まなければ同じ事を繰り返すと思う。
しかし、このような勘違い系の人間を量産してしまった製薬会社の責任も大きいと思う。