みなさん、こんにちわ。
現役オンコロジー(抗がん剤)MRのゆってぃーよ。
スランスの大手製薬会社サノフィがアメリカのバイオベンチャー企業のバイオベラティブを買収したわよ。
やっぱりね。
だからバイオベンチャーはリスクがデカイのよ。
やっぱりメガファーマの資本力は凄いわよね。
今日はこの買収劇から見えてくるバイオベンチャー企業のリスクについて考えていくわね。
サノフィとバイオベラティブとは
サノフィーはスランス最大のグローバル製薬会社よ。
2016年全世界での売り上げ375億ドルで世界ランキングも6位のメガファーマよ。
最近では抗凝固薬プラビックスや抗がん剤ドセタキセルが特許が切れて後発品の参入により苦戦していた企業よ。
3年?4年くらい前に大規模な早期退職などを実施していて最近病院で見かけなくなった企業よね。
バイオベラティブはアメリカのバイオベンチャー製薬企業よ。
1978年にアメリカでバイオジェン社として設立して、その後買収と分社を繰り返して2017年にバイオベラティブとして設立しているわよ。
かなり期待されている血友病治療薬があって、注目されていたバイオベンチャー製薬会社よ。
昨年あたりからMRも募集していてバイオベンチャーの割に福利厚生も充実していて、年収も高く、ストックオプションなどの用意もあったみたいだから凄いわよね。
サノフィによるバイオベラティブ買収劇
バイオベラティブの正式設立は昨年の2017年よ。
これから画期的な血友病治療新薬を上市しようとした最中・・・
2018年1月22日プレスリリースで正式発表
サノフィが116億ドル(日本円で約1兆2900億円)で買収。
そしてバイオベラティブはサノフィの中に吸収されて消滅。
本当にあっという間の出来事よ。
現場は「何のこと?」「入社したばっかりなのにサノフィになるの?」ってな感じで理解不能の事でしょう。
バイオベンチャーのリスクを充分に考慮してから動くべき
バイオベンチャーは年収高い
バイオベンチャーは画期的な新薬がある
バイオベンチャーは人数が少ないからMR以外の様々な仕事が経験出来る
これからMRをするならバイオベンチャーMRが一番良い
こんな感じで夢心地のお花畑状態のMRがいたら、かなり危険よ。
やっぱりバイオベンチャーは買収リスクがとても高いのよ。
ゆってぃー的にはバイオベラティブはバイオベンチャーの中でも自立して発展していけると予想していたわ。
それでもあっという間の出来事でビビった。
近年、バイオベンチャーとしてスタートしたセルジーンやギリアドなどは一気に急成長して、ベンチャーからグローバルメガファーマに一気に駆け上がったわよね。
このような事例があるから全てのバイオベンチャーが危険でダメだと言う訳ではないけれども、バイオベラティブほどの企業でもメガファーマに一気に飲み込まれてしまうんだから怖いわよね。
まとめ
今回のサノフィがバイオベラティブを買収した件は、びっくりした反面、やっぱりなと思ったわ。
バイオベンチャーに行くなら相当な分析と、相当なリスクを背負ってチャレンジする事が必要だと思うわ。
過去の記事でバイオベンチャーとメガファーマ MRの転職をするならどっちが良いのか書いてあるので見てみてね。
バイオベンチャーとメガファーマ MRの転職をするならどっちが良いの?
30代後半からのバイオベンチャーチャレンジはリスクの方が高そうね。