みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
新型コロナウイルス感染症拡大という非常事態が起きた。
この非常事態を経験する事で今まで日常と感じていた事が実は不要だと気づく。
非常時の対応が今後、日常になってMRの仕事が働きやすくなる事について書いていきますね。
非常が日常に、MRが働きやすくなったポイント①「営業所で内勤」
朝に会社に出勤する。
営業所でノートPCを開いて内勤をする。
この行為に今まで何の疑問も抱かなかった。
でも、いざ自宅で内勤をするようになると無駄な事に気づく。
営業所に向かう移動時間が無駄。
そして周りに社員がいる環境で内勤をしていると邪魔をされたり、不意に仕事を振られる事もある。
もちろん分からない事をすぐに聞けたり、コミュニケーション向上などのメリットは分かる。
しかしWebミーティングシステムで画面を共有しながら質問したり、電話・メールでいくらでもコミュニケーションが取れる事もこの期間で改めて分かった。
非常が日常に、MRが働きやすくなったポイント②「卸訪問」
これは現在の私の仕事上での事ではない。
オンコロジーMRになってからは卸に訪問する事は、ほぼなくなったから。
私がオンコロジーMRになりたいと思った理由にはいくつかあるけど、その中の1つに「卸、MSに振り回されたくない」というものがあった。
生活習慣病MR時代にずっと疑問だった事。
「何で毎朝、用事もないのに問屋に行かなければならないのか?」
朝のMSは伝票チェックや配送する薬を車に積み込んだりバタバタしている。
この忙しい状況で毎朝MRが用事もないのに問屋に行ってMSに話しかける行為が互いにデメリットしかないと感じていた。
この無駄な「朝の卸訪問」が無くなった事は友人の生活習慣病MRもMSも喜んでいる。
MSと連絡が取りたいなら、日中の空いた時間に電話する方がゆっくり話されるしメリットしかない。
非常が日常に、MRが働きやすくなったポイント③「用件もない医療機関訪問」
先日、外勤して直接訪問をすると「たまたま」が起きるメリットがあると紹介しました。
徐々にMRの外勤が出来るようになってきた。改めて外勤メリットを考える話
もちろんMRは顧客と会う事で仕事が進む事がある。
しかしそれは、進むべき事柄が存在するケースが前提。
面会しても「挨拶」「製品コール」だけでは意味がない。
そう考えれば目的のない医療機関訪問がなくなるメリットは大きい。
製薬会社は往々にしてKPIの指標に面会回数を今だに追っている。
このSOV(コール回数)から目的を持った1回あたりの面会インパクトを重視する傾向が今回のコロナの件で格段に進むと思う。
無駄な事をしなくて良くなるメリットはあるが、コール回数で仕事をしていたMRは整理対象になるリスクもある事を忘れてはいけない。
非常が日常に、MRが働きやすくなったポイント④「不毛な人間関係からの脱却」
理解しようと思っても出来ないから完全に割り切っていた行事が「社内飲み会」
完全に会議の延長と割り切って絶対に本性や本心を出さないと思って酒を飲んでいた。
この社内飲み会がなくなった事は本当にQOLが上がる。
夜に酒を飲むのなら気の知れた仲間と飲みたい。
私は営業所飲み会に参加してるけど2次会は参加しない。金と時間をドブに捨てるのと変わらない話。
飲み会以外でもサラリーマンは無駄な人間関係が多い。
昼まで営業所で内勤をしていると気を使う社内の人間とランチに行く。
営業所で内勤をしていると周りの人間と雑談しなければならないケースもある。
このような不毛な人間関係が無くなってQOLは高まった。
日本人的発想の「義理人情」を完全に否定する訳でなないんだけど、自分軸で仕事を進める事を考えれば無駄な人間関係からの脱却は大切だと思う。
もちろん「分からない事を質問する」「困った事を助けてもらう」など第三者の助けが必要な時には義理人情でお願いするのではなく、明確に現状を伝えて主張する意思の強さも今後は必要になってくる。
新型コロナで非常が日常になった。MRの仕事が変化して働きやすくなった事を考えるのまとめ
今回の新型コロナは大変な事が多いと思う。
その本質的な話ではなくMRの働く環境という断片的な事で言えば、MRの働き方は本当に良くなったと感じる。
・営業所で内勤(出勤時間、内勤環境)
・卸訪問
・用件のない医療機関訪問
・不毛な人間関係からの脱却
これらの事が無くなっても円滑に仕事が進むのであれば「またやりましょう」とはならないでしょう。
残念だが飲み会くらいは再開されるかな・・・
今まで当たり前と思っていた事が実は不要な物だったと気づく。
自分の存在(MRとして)も不要にならぬように仕事はきっちりやっていこうと思う。