みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
私は10年以上、働いているけど「MRという職業が忙しいと感じた事は一度もない。
もちろん一時的に、新薬の上市や講演会、重要なアポイント、試験勉強などの仕事が重なって忙しい事はあるけれでも、その瞬間の話に過ぎずない。
広告代理手店やコンサルの働き方と比べれば、めちゃくちゃ労働時間は短い。
これはMRをしている人であれば全員が感じている事だと思う。
別に何か不正をしている訳でなく、会社が求める業務をしっかり遂行して正しく報酬を得ているので誰かに批判される筋合いはない。
今日はこの事について考えていきます。
MRの仕事が楽なのはMR自身が感じているし国も把握している。
ある程度、スキルが備わっているMRであれば「MRは楽だ!」と感じる事でしょう。
しかもコロナになり夜の仕事がほぼ無くなり、出張もほぼないので9時〜17時の定時勤務のような状態だ。
9時〜17時で働いているMRはまだマシな方で、1年前からニート生活の様なMRも存在するらしい。
緊急事態宣言再発令!コロナ禍においてMRは完全に二極化していると感じる話
コンサルや広告代理店、飲食店勤務の人達に比べれば労働時間は半分以下と言っても大袈裟ではないでしょう。
そして、この現状は財務省も把握してコメントを過去に出している。
しかし、この状況を見て「幸せな職業だ」と楽観視する現役MRは多くないでしょう。
MRが楽で幸せな職業である事は、間違い無いんだけどMRとして生き残れるかという危機感はある。
あの会社のMRに対するコメントは確かにイラッとくる
MRと医療機関のコンタクトを仲介する会社が発信した、あるコメントが話題になっている。
MRはパンフレットを医者に渡すためだけに廊下でただひたすら待ち続けています。かれらが医療者に薬剤情報を届ける費用は年間1.2兆円にも及ぶと言われています。この待ち時間の人件費が結局、病院が購入する薬剤費に上乗せされているわけです。
色々とツッコミどころが満載のコメントですよね。
たしかに未だにコール回数で売り上げを確保している製品は存在する。
なのでパンフレットを渡して製品名をコールする事を業務にしているMRも存在している。
ただ、このような領域は確実に淘汰されつつある事は昨今の各社早期退職を見れば分かる話でしょう。
薬剤情報に年間1.2兆円掛かっていると訴えているが、適正に処方してもらうためにはMRの情報提供は必ず必要な事だ。
そして、MRの待ち時間に発生して人件費が薬剤費に上乗せしているとの記載があるが、話が極端すぎて誤解が生じる。
何よりも、この中間マージンを搾取する会社が言っているので「お前が言うんかい!」と突っ込みたくなる。
この会社が開発したシステムのコンセプト自体は良いと思うけど「MR=悪い」かのような表現が少しイラッとするし、製薬会社からなら、いくらでも金を巻き上げて良いだろうという姿勢が嫌だ。
この会社は毎月高額な手数料を製薬会社から搾取している。
MRがコストというのであれば、製薬会社がこの会社に支払う手数料も同様にコストになり、薬剤費に上乗せになっているという理論にならないか?
MRが会社が求める業務を正しく遂行して正当に報酬をもらう事は悪い事ではない話のまとめ
私はMRという仕事に満足をしている。
MRからの情報提供は医療従事者から必要とされている。
業務量が多くないのにも関わらず高額な報酬を貰えている。
そして大前提として会社が求めている業務を遂行して得られている報酬なので誰かに批判される筋合いはない。
外野から聞こえてくる批判は基本的には雑音にしか聞こえないけど、明らかに働かない上司や、製薬会社から一方的に金を搾取する会社に批判されるとイラッときてしまう。