みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
やっぱりやるわね。
バイエル薬品のリストラ。
18年の12月にこんな記事を書きました。
この時に書いた時点では日本でのリストラは未定との事だった。
でもやっぱり日本でも早期退職を実施するわね。
今日はこの事について書いていきますね。
19年8月に日本のバイエル薬品が160名の早期希望退職を発表
まだ公式なプレスリリースは出てきていないわ。
8月末に社員向けにリリースされた内容をRISFAXがキャッチして報道されている。
この記事に要約するとこんな感じ。
募集対象は営業職、MRだけでなくMSLなども含まれる。
早期希望退職の実施理由はMRが医療機関に直接訪問する営業モデルからデジタルなどのマルチチャネル型の営業モデルにシフトチェンジしたいから。
要は今までのような人数は今後不要なので削減しますって事。
研究や開発、品質保証などの社員は今回の早期希望退職の対象外。
不要なのは営業部門なので、その人達に辞めてもらいますって内容。
マルチチャネル型の営業にシフトチェンジしていく過程で、残る社員にも必要な知識やスキル、考え方や仕事の進め方の改革を求めるとの事。
今回の早期希望退職で辞めない社員も会社が求める変革について行かないとダメだよって半ば脅すようなコメントも添えられている。
18年にバイエルはグローバルで1万2千人のリストラを表明したけど、それとは関係ないんだって。
んな訳あるか!って思ったけど確かに関係ないと思った。
2018年の11月にドイツのバイエル本社が世界の全従業員の10%にあたる1万2千人のリストラを表明。
その時は日本のバイエル薬品のリストラは明示されていなかった。
特許の問題、訴訟の問題、買収の問題など様々な問題をドイツのバイエル本社が抱えている中で世界第2位の市場である日本は何もないのか?
日本においても影響は絶対にあったと思う。
でも、グローバルのリストラと日本のリストラは関係ないと言っている真意は「世界に関係なく日本ではリストラをやっていた。」って事だと思う。
日本の医薬品業界の情勢が好調でもバイエル薬品はリストラをしてた。
なので世界で1万2千人のリストラをしようがしまいが今回の日本のバイエル薬品の早期希望退職は関係なんだと思うわ。
日本のバイエル薬品のリストラは決定的な要因は無く、日本の医療業界において今のMR人数は不要と判断したから
私のイメージだけど、バイエル薬品って生活習慣病製品が多いのにも関わらず、ジャブジャブ人を増やす印象はない。
MR数も1400名程度。
コントラクトMRも積極的に採用している。
中途採用は定期的にオンコロジーなんかでは、やっていたけど少人数だった。
しかも2012年にも150名規模の早期退職を実施している。
PIPも定期的に発動して、仕事についてこれないMRを抹殺している企業。
今回の早期希望退職も明確なインシデントがあった訳ではない。
その中で160名の早期希望退職を募っている。
MR数は1400人だからMSLも含まれているけど10%を超える社員を辞めさせる計画よね。
これは何を意味しているかと言えば、今の日本において全ての企業が少なくとも10%くらいのMRの削減をしても全く問題ないって事。
もっと言えば早くどの企業もMRの削減をするべきだというメッセージだとも言えると思う。
早期希望退職が発動したという事は追い込み型のリストラも実行されるという事
過去のこんな記事を書きました。
早期退職は希望退職だから辞めさせられる訳ではないですよね?その考え甘い甘い!
希望退職なので退職を希望しなければ辞めなくて良い訳ではない。
もちろん、法律上は辞めなくてもよい。
でも早期希望退職を実施している時期だからこそ会社は辞めて欲しい社員に対して、ここぞとばかりに退職を促す行動を仕掛けてくる。
最後の楽園と称されていたベーリンガーの昨年の早期退職もそうだった。
2018年ベーリンガーのリストラ(早期退職)は本気だね。最後の楽園もいよいよ崩壊ね。
早期希望退職を喜べるのは20代30代の専門領域と専門施設で担当しているMRだけだど思う。
40〜50代の生活習慣病MRは気が気じゃないでしょう。
19年バイエル薬品が予想通りリストラ実施。早期希望退職と言っても辞めされられるMR多いと思う話のまとめ
19年8月に日本のバイエル薬品が160名の早期希望退職を社員に発表しました。
残るにしても今後の変革にしっかりとついてきなさいという言葉を添えて。
早期希望退職は表面上、希望する人が望んで退職する制度。
でも実際は水面下で会社は辞めさせたいMRを絶対に追い込んでくる。
特にバイエル薬品はPIP制度を導入している企業だもん。
これはバイエル薬品の話だと思わないで欲しい。
全ての企業が大規模リストラを実行する時代になったと解釈して欲しいわ。
手に職が無いMRはそろそろ真剣に考えてみてはいかがかしら。
DODAエージェントサービスで転職