みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
また製薬会社のリストラに関わる訴訟が明るみに出ましたね。
今日は、マイランEPD合同会社の不当な配転命令、解雇通知に関わる訴訟問題について書いていきますね。
そもそもマイランEPD合同会社ってどんな会社?
マイランEPDはアボットジャパンのEPD事業部を継承して設立された会社みたいよ。
EPD(Established Pharmaceuticals)エスタブリッシュ医薬品とは、長期収載品を取り扱う事業部の事みたいよ。
アボットから新薬事業に特化して分社化したアッヴィがあったり複雑になっているからイマイチ正確に把握しづらいわよね。
ただ、アボットの長期収載品を扱う会社って聞くと少し厳しい状況なのは容易に想像できる。
マイランEPDの不当な配転、解雇通知訴訟の内容は?
マイランEPDに勤める50代の女性社員が訴えた訴訟よ。
詳細はこちらのブログで確認してみてね。
内容としては色々あるので箇条書き
①17年から継続して年齢と給料が高いという理由で退職勧告を受けていた。
②親の介護があるのに転勤を命じられた。
③持病の治療があるので転勤をしてしまうと治療が継続出来なくなると伝えても考慮してもらえなかった。
④親の介護があるので転勤を断ると勤務停止命令がきた。
⑤転勤を受け入れたら解雇通知が届いた。
外資がやりそうな追い込み型の方法よね。
とても可哀想だと思うけど、全て会社に非がある対応とは思わなかったわ。
継続的な退職勧告、一方的な解雇通知が絶対に許されない
継続的な退職勧告や一方的な解雇通知なんて絶対に許されないわよね。
そんな法律違反リストラを当たり前に実施するのが外資系の追い込み型リストラの典型よね。
過去のファイザーの横浜事件もエグかった。
違法なやり方でも追い込めば黙って辞めると読んで、会社は追い込むのよね。
大抵の人達は泣き寝入りで黙って辞めていくんだけど中には戦う社員もいる。
そういう社員がいると訴訟になってマスコミに大きく取り上げられるのよね。
でも介護や通院を理由に転勤を断ること自体は、残念だけど会社によっては仕方ない事があると思う。
全国勤務が条件になっていて、転勤除外基準などが明確に示されていない会社であれば、理由があっても転勤を命じられてしまう事があると思う。
福利厚生や社内規定を事前にしっかりと確認する必要があると思うわ。
転勤の条件や単身赴任の規定などしっかりと確認して理解した上で入社する必要があると思う。
ただ往々として社内規定が改定されて改悪になる事が最近は多い。
このような追い込み型リストラは今後も当たり前に行われる。
このような違法なリストラは残念だけど、今後も行われると思う。
その現状下で、どうすれば良いかと考えた時に方法は2つ
①PIPなどの追い込み型の退職プログラムが行われている会社を選ばない。
②ロックオンされない人材になる。
この2つしかないと思うわ。
ちなみにマイランEPDもPIP制度を導入している製薬会社よ。
PIP制度を知らない方はこちらの記事も確認してみてね。
ロックインされない人材になるというのは抽象的だけど会社に必要な人材だと思われないといけないわ。
専門的な知識や経験があるかどうかが大事なポイント。
あなたは大丈夫?
50代になった時に、会社に必要とされる知識やスキルを持っていますか?
マイランEPDの不当な配転、解雇通知訴訟は外資系の典型的なリストラ訴訟だと思う話のまとめ
また外資がよくやる典型的な追い込み型リストラ訴訟が起きましたね。
この方法は、なくならないわよ。
このマイラン訴訟も落とし所はアストラゼネカと同じで和解金を払って、どちらが間違っていたのか明確にならないまま終了ってなると思う。
18年5月アストラゼネカのリストラ裁判が和解終了。これでMRは安心して働けるか??
追い込み型のリストラを実施しても、訴訟のような反撃をする社員は極々一部でしょう。
大抵の社員は戦っても無駄だと思う、泣きながら黙って会社を去っていく。
大抵の社員は黙って去っていくのであれば、辞めてほしい社員は今後も強制的に辞めてもらうような追い込みが続くと思う。
追い込みリストラがなくならない現状があるので、自分が対象にならないスキルを今のうちから身につけるのが一番の方法だと思う。
でも、やっぱり自分が被害者にならなくても自分の目の前で追い込みリストラを被害を受けている人間を見るのも辛い。