みなさま、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
昨年の春にこのような記事を書きました。
年々、採用人数が業界全体で減少してきているわよね。
19年度各社、新卒MR採用人数が医薬経済社から発表されましたので今日はそれについて書いていきます。
売り上げ上位17社中11社が新卒MR採用を減少させたんだって
医薬経済社のアンケート結果では医療用医薬品売り上げ上位17社中、11社が新卒MR採用を縮小させたという結果が出たわよ。
私のイメージでは大手の新卒MRは100名、200名という規模で採用していたけど今は昔の話ね。
毎年、大量採用をしているイメージのファイザー7名、ノバルティス5名ってかなり寂しい。
(医薬経済社より引用)
今回、新卒採用人数を開示した17社の合計は前年に比べて119人も減少しているわよ。
年間何千億円って売り上げのある大手の製薬会社が新卒人数1桁ってびっくりするわよね。
新卒で行きたい製薬会社に入社出来る人ってほとんどいないのかもしれない。
ここまで採用人数が絞られてくると希望の会社に入社出来る人って一握りだと思う。
武田薬品、ファイザー、ノバルティスなどを志望していた人は超狭き門になっているわよね。
ひと昔前は「大手製薬会社=大量採用」ってなっていたから希望した会社に多く入社出来ていた思う。
今後は学生時代の希望が叶わなかった20代半ばの転職活動も積極的になっていくんじゃないかしら。
大学4年の就職活動で希望の会社に入社出来ず第二志望、第三志望の会社に入社する人が大半でしょ。
その会社でやりがいを見つけて働き続ける人もいると思うけど、学生時代に行きたかった製薬会社への思いを断ち切れず転職をする人が今後は多くなると思う。
MR転職の低年齢化も進むと思うわ。
やっぱり今後はMRの人数がたいして、いらないんだと思う。
積極的な早期退職、リストラ。
消極的な新卒採用。
この流れを見ても、MRの人数は今後も減らし続ける事は間違いないでしょう。
入り口を狭めて出口を広げれば、こうなるわよね。
現在6万2千人いると言われているMRの人口は今後何人くらいまで減っていくんででしょうね。
MRの人口が半分になっても充分、成立すると思うわ。
過去、大きなリストラをしてる製薬企業はリストラ後に普通に業務が遂行されているでしょ。
今働いている会社がMRを半分にすると言われたら、あなたは残れますか?
現在、働いている会社が突然「MRの人数を半分にします」
MRとして必要な50%の人はエリアを広く持ってMR活動を継続してください。
MRとして不必要な50%はOTC事業部に転籍するか、工場のラインに入って梱包作業をしてください。
こんな日がきたら、どうですか?
過去の事例を見ても、ありうる事だと思うわ。
ゼリア新薬全MRの4人に1人がOTC(一般用医薬品)の営業に左遷された件
減少してるのはMRだけじゃなくMSも着実に減少している。メディセオMSの10%が配送担当に配置転換だって
こんな事が自分の会社で起こった時に、あなたはMRとして生き残れますか?
「私は開業医で世間話をする事が得意です!」
「私は抗アレルギー剤や抗生剤を人間性の差別化で売ってきます!」
これらの事がMR戦闘能力として評価されるかな?
まとめ
19年度の新卒MR採用は、やっぱり減少。
年々、新卒のMR採用人数が少なくなっている。
早期退職などのリストラを積極的に実施して新卒採用を絞る。
このように入り口を絞って、出口を広げる傾向は今後も続くと思うわ。
会社によってはこのような悠長な段階を踏めずに一気にMRの人数を削減する強行策を敢行する企業も出てくると思う。
そのような時にあなたは生き残れるMRですか?
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