みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
現在の製薬会社状況の情報を集めていればヤバい事は誰しも感じる事。
その中で今日は45歳の中年MRさんから将来について相談メールをいただきました。
今日はご本人了承のもと、この事について書いていきます。
45歳中年MRさんの相談「今更、転職出来ないし将来不安で仕方ない」
相談者を紹介します。
氏名:上田さん(仮名)
年齢:45歳
会社:大手外資系製薬会社
担当:地方都市の病院専任MR
領域:プライマリー
経歴:異業種→大手外資→現在(3社目)
家族:妻、子供2名(共に小学生)
上田さんは昨今巷を騒がしている、あの2社(T社L社)のMRではない。
決して目の前でリストラ劇が繰り広げられているわけでも、会社に「辞めろ!」と言われている訳でもない。
しかし今後、自分の会社も早期退職を実施して会社から「これを機会に転職しろ」と追い込まれたらどうしようと不安で堪らないとのこと。
30代であれば専門領域MRへの転職や、年齢によっては異業種にシャレンジする事も可能だと思う。
また50代であれば、ゴールが見えているので、会社にどのような仕打ちをされてもしがみつく事を考える。
しかし40代は転職も難しいし、ゴールまで長いので会社にしがみつける自信もない。
このように考えて不安で夜も眠れないとの事。
コロナからも他社を見ても今後はMR削減に加速が掛かり追い込まれるMRは増える事は間違いない。
武田薬品の早期退職はある程度、予想されていたけど、いざ実施されるとビックリする。
あの日本一の製薬会社もリストラするのかと言うのが正直な考え。
またイーライリリーも製品力ある薬剤をバンバン上市して勢いある会社。
そして角度を変えて見ると離職率の高い会社なので、勝手に辞める会社が上乗せ退職金を用意してまで早期にMRを減らさなければならない緊急性に事の重大性を感じる。
武田薬品やイーライリリーのような力がある会社がリストラを実施するのであれば、どこの会社のMRであっても「明日は我が身」と考えるのは当然。
そしてコロナの影響で各企業のMR活動量が落ちている中、売上は対して変わらない事実。
逆にMRの活動経費が浮いて決算で上方修正している企業さえある。
MR活動が減っても売上が変わらず、活動費が浮いて利益が上がる。
で、あればどんなに薬剤が潤っている順調な会社であってもリストラは確実に実施されると考えて良い。
45歳MRが将来不安に思うなら目の前の仕事を他人より頑張るしかない。
45歳から専門領域MRへの転職などはまず出来ない。
今の条件でスライド出来る転職先も無いでしょう。
その中で自分の将来が不安であれば目の前の仕事を他のMRよりも懸命に頑張るしかない。
45歳くらいのベテランになると忖度が出来る様になる。
しかし会社から業務指示があれば忖度は不要。
会社がWEB面談に注力しろと言えば他のMRよりも実施すべき。
会社がファイル入力を求めてきたら、どんな無意味なファイルであっても丁寧に入力する必要がある。
そして上司がアホでも適度にゴマをすり、周りと喧嘩などをせず協調性を保つ事が大切。
45歳で他社への転職も考えられず今の会社に居続けたいのであれば、自分の意思を殺してでも会社が求める事を他のMRよりも懸命に取り組むべきた。
不安に思っているだけでは何も変わらない。
MRが絶滅してしまうのであれば仕方ないがMRの存在は絶対に必要だと私は思っている。
その中でMRが削減されていく事は確実なので、会社に「必要な人材」と評価してもらう事が何よりも大切。
必要なMRにはいくつかの条件があり「年齢が若い」と言うことに関しては自分で出来る事は何もない。
しかし、それ以外の事柄は大抵の事は取り組めると思う。
会社の指示に従わないけど、会社には居させてほしといっても、そんな虫の良い話は成立しない。
45歳の中年MRさんからの相談「将来が不安で行動しなきゃだけど何して良いか分からない。」のまとめ
今の時代、どの会社でもリストラはある。
であれば今の会社に必要な人材だと評価してもらうしか生き残る方法はない。
リストラが怖く日々怯えているけど、会社が指示してるWEB面談しない、提出物出さない、勉強しない、周りとの協調性がない、上司と喧嘩する。
これでは、幸せな未来はないと思う。
リストラが怖く不安であれば、他のMRよりも会社が求める仕事をきっちり取り組むしか回避法はないと思う。
ただ最近のMRのリストラは怖いよね。
明日は我が身と思う気持ちは私も同じです。
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