みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
最近、製薬会社のリストラの話が今秋実施されたファイザーから聞こえてきません。
22年10月に断行されるファイザーのMR大量リストラは過去最大の削減比率でビビる話
きっと年末にかけて、また大きなリストラ実施の話が入ってくる気がしてならない。
しかしながら毎年確実に、どこかしらの製薬会社がリストラを実施している。
その光景を眺めていると怖くて逃げ出したくなる気持ちはよく分かる。
そんな中、大きく感じた違和感を今日は考えていきたい。
MRを辞めたいというMRは多いが本当に将来性の問題なのか?
製薬会社の将来性が仮に無いとすると、どこの業界は将来性があるのだろうか?
すごくシンプルに製薬という業界を考えてみる。
・娯楽、便利と違い医療は生きていくために必須のもの
・高齢化社会が進み医療を必要とする人口が増え続ける
・他業界に比べて圧倒的に利益率が高い
個人的には製薬業界の将来性は全産業でTOPレベルに高いと思う。
もっと将来性がある業界って一体全体どこになるのだろうか?
MRを辞めていく人に聞くと製薬業界の「リストラが怖い」、「仕事にやりがいを感じない」という声を大きい。
となると、リストラがなくて、仕事にやりがいを感じれる業界、会社に転職したいといという事にだろうか?
もしくは、業界の将来性が無いのではなく、MR本人が将来生き残れる努力をし続ける事が出来ないという意味だろうか?
「製薬会社のMRは将来性が無い」と言って退職したMRの転職先企業
直近、退職した知人MRはGAFAに転職した。
業界全体の成長性は確かにまだまだIT業界は魅力的であると感じる。
ただ、成長著しい業界だからこそ、仕事に追ていけない社員は製薬会社以上に切り捨てる。
AmazonのスリトラやPIPは、かなり有名な話しだ。
アマゾン社員を苦しめるリストラ制度「PIP」 対象となった社員はどうなる
そして先日、Twitter社も全世界で大規模リストラを発表している。
マスク氏の大規模解雇でツイッター混乱 社員提訴 広告主も撤退
このようなリストラやPIPの追い込みがあったとしても、自分に実力があれば生き残ることは出来る。
そして生き残れれば、待遇は抜群に良いでしょう。
「生き残れれば良い待遇で働ける。」
これは製薬業界でも同じ事が言えるのでは無いか?
そして成長著しいIT外資は製薬業界以上に、仕事に追ていけない社員を切り捨てるという事を忘れてはいけない。
きっと、私の知り合いはGAFAに転職したが近い将来、追ていけずに辞めるか辞めさせられるかのどちらかだろう。
他業界に行っても製薬業界以上に厳しい環境だし、製薬業界よりもはるかに悪い待遇である事を自覚する必要がある。
他業界もご存知の通り思いっきりリストラをしている。
過去の東芝、日本ハム、富士通のリストラも記事にしている。
製薬業界だけでなく、東芝や日本ハムの早期退職もエグい。大手安泰神話は崩壊よ。
富士通が5千人規模の配置転換発表!製薬業界も同じ事が起こるわよ。
業界のせいにするのではなく、自分の戦闘能力を高める行動をしない限りMRから他業界に転職をしても同じことを繰り返すだけでしょう。
1億総リストラ!黒字企業にいても安心できない「人員整理の大嵐」(週刊ダイヤモンド)
ここから分かるように、製薬業界に将来性が無いと他業界に逃げても、安泰の業界なんて存在しない。
確かにMRは今まで違いハイスペックな仕事になっている事は事実であるが、その環境で生き残れるように努力する事が最も幸せになれる確率が高まると感じる。
MRに将来性がないと言って他業界に転職した人達の転職先に多いな疑問を感じる話のまとめ
MRに将来性が無いといって他業界に辞めていく人は、業界、職業の将来性を否定して辞めていくのではない。
ハイスペックな職業になったMRという職業を今後、生き残れるように研鑽・努力する自信がないから他業界に転職していくというのが真実だろう。
ちなみにすべての転職がそうだと言っているわけではない。
ただ、私の周りのMRが他業界に転職する過程をみているとこのような人が多いという話。
だからこそ、他業界に転職する事を否定している訳でない。
業界のせいにして自分の努力を怠っている人間は、業界を変えても同じことを繰り返すという話。
だって製薬業界は他業界に比べれば格段に将来性がある業界だから。
現役MRで今の仕事に不安を感じているのであれば専門領域MRを目指してみてはどうだろうか?