みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MRの皆さんは普段、医者と面会した時に、どのような話をしますか?
もちろん、医薬品の情報提供・収集をする事がMRの仕事であるから、薬の話をするというのが通常ですよね。
その中で、MRは基本的にはルート営業として同じ医者に定期的に面会する。
確かに毎回毎回、医者の治療方針、処方提案を続けていれた医者もうんざりする事でしょう。
今日は医者と面会した際にどのような話をする事が最も良いのか考えていきたい。
「薬の話をしているから売れない」と格好付けて言ったメチャクチャ可哀想なMR
「俺は医者と面会しても薬の話なんかしないよ。」
「MRが訪問すれば医者は薬を使って欲しいって事を理解しているんだから、世間話をして関係性が強くなる事が一番だ。」
「薬の話ばかりしているから売れないんだよ。」
って、言っているMR君が私の近くにいた。
とっても可哀想だと本当に思った。
薬の売り上げが、人間関係だけで決まってしまう、しょーもない薬剤を未だに主力製品として取り扱っている証拠のような発言。
「俺はワープロを使いこなせているぜ!」みたいな発言を格好付けて言っているのと同じだ。
そんなものは、絶滅する事が確定していますよ〜って誰もが思うだろう。
製品ポテンシャルがなく、人間関係に頼るしかない薬剤を主力製品として仕事しているMRが可哀想だと思ったし「そこの船はもうすぐ沈没するから早く脱出したほうが良いよ」と教えたくなった。
船底の穴が空いているのに、優雅にチェアに座ってお酒を飲んでいる光景と同じだ。
ただ少しだけ、その格好悪いMRが言っている内容も分かる部分がある。
医者に処方変更してもらったり、採用してもらうという行動変化を促す時には感情の琴線に触れなければ変わらない。
薬の話を一方的に毎回毎回、伝えても何も変わらない。
この考えは完全に合意だ。
・面会すれば売れる
・薬の話をすれば売れる
こんな事がまかり通る訳がない。
医者は患者にとって「これが一番良い治療」と思って処方しているのにも関わらず、他剤を担当しているMRが突然やってきて薬の話をすれば勝手に変わるなんて事はない。
専門領域MRに異動して、かなりの時日が経ったがコミニュケーションに欠けるイタいMRをまま見かける。
「やっている」か、「やっていないか」で判断すれば、「やっている」。
でもそこに相手の行動変容を促す事は出来ていない。
だから結果、何も変わらない。
そして、そのコミニュケーションに欠けるMRは、社内には必死にアピールして不必要な資料を作ったりファイル管理をしている。
こんな奴が高い評価を受けてしまうのも絶対に間違っていると思う。
医者と面会するのであれば、有益な情報提供と面会したいと思われる人間的魅力が必要だと思う。
医者は暇でレベルの低い人間の集団であれば、話は別だ。
私が知る医者という職業に就いている人達は、日々多忙を極めて、命に関わるストレス極限な仕事をしている人達だ。
そんな人がMRの私に会ってくれるのであれば、少しでも有益な情報を提供したいと懸命に準備をするだろう。
だからと言って、データをこねくり回りて一方的に説明したり、知識のマウンティングかのように、質問責めをしては絶対にいけない。
医者も人間で、ロボットではないので、例え正確で有益な情報であっても「あなたから聞きたくない」「あなたの説明はあやしい」と思われてしまえば、絶対に伝わらない。
「薬の話なんかしてるから売れないんだよ」と格好付けて格好悪い話をしていたMRの話のまとめ
全ての話の大前提になるが、有益な情報が提供出来る薬剤を担当していなければ何も始まらない。
未だに、人間関係やコール回数で仕事をしているMRが絶滅せずに生存しているのは理解している。
でも、その道を進んでいっても幸せはないよ。
2022年人間関係だけで売上伸ばして格好付けても、それは絶滅する仕事をしているという意味で格好悪いよ。