みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
最近、MRの管理業務も兼務しておりまして、なかなか自由な時間がとれずQOLが落ちております。
月の半分近くは、マネージャーとしてMRに同行しているんですよ。
同行すると、MRの実力が良くわかる。
今日はこの事について書いていきますね。
みなし労働勤務において終日同行は酷だと思うけど仕方ない
私がMRの立場であれば、上司の終日同行なんて本当に嫌だ。
コロナ禍において、終日同行なんて不可能だと思うでしょう?
全くの逆でコロナ禍だからこそ徹底的な管理同行が出来てしまう。
リモート業務が可能なシステムが確立している中で、終日同行は本当にエグい。
内勤であればZOOM会議に接続して互いを監視しながら作業する。
以前、こんな記事を書いたことを思い出した。
隣の営業所が午前中の内勤で「もくもく会」なるものをやっててビックリした話
オンライン面談も同様だ。
朝9時から就業まで、びっちり一緒にいるとMRの実力が良くわかる。
優しくて何でも教えてくれる医者との面談よりも、どのように内勤をしているのかをみる方が、MRの実力が分かる。
ピンポイントの同行であれば、その場を取り繕う対応もできるでしょう。
しかし1日ずっと過ごすと色々と見えてきてしまうんですよ。
面談準備の姿勢や、勉強などの自己研鑽、この辺りが全て分かってしまう。
そして、何よりも私自身が過去サボって腐っていた時期があるからこそ、サボっている奴が良くわかる。
もちろん、活動日報の偽入力など一目瞭然だ。
ポイント同行であれば、優しい先生にだけ連れていけば良いが終日になるとそうはいかない。
1Drだけのポイント同行であれば、自分が強い先生にだけ同行すればその場を凌げる。
しかし終日となると、1日をどのように使うか?という部分まで見えてきてしまう。
空いている時間をどのように有効に取り組んでいるかが良く分かる。
また、支店長よりとてつもなくエグい指令も出た。
「仕事の取り組みに怪しいMRは2日連続の終日同行をするように」
これをすれば、仕事が出来ないMRをより明確になる。
もし現役MRの読者さんならば、想像してみてほしい。
2日間も終日、行動をチェックされてはたまったもんじゃない。
コロナ前であれば、とりあえず廊下に立って「今日は会えませんでしたね」という建前が成立する。
しかし、コロナ以降は事前アポイントがないと医者と面会するのは難しい。
だからこそ、1日の過ごし方が大事になるし、日々何もやっていない奴は突然、終日チェックすると言われても何も出来ない。
会社は優秀なMRと不要なMRを確実に選定し始めている。
少し前にこのような記事を書いた。
MRは本当にハイスペックな職業になったと感じる。そりゃ〜通用しない人は逃げ出すわ。
終日同行を月1回、半年続ければ、「こいつ普段、全然仕事していないな」ってMRが明確に分かる。
逆を言えば、終日同行しても明らかにエネルギッシュに活動しているMRがより輝いて見える。
もちろん、私が同行する大義名分は「MRの育成」だ。
なので、同行後はシートを用いてフィードバックもしている。
しかし、そのフィードバックを活かして成長していっているMRはほぼいない。
ダメなMRと優秀なMRが二分化されているのが明確になっている。
これに関しては、危機感を持った方がいいと思う。
今のご時世、のらりくらりでやり過ごせるほど、MRは甘い仕事ではない。
2日間終日同行しても所長から「よくやっているよ、あまり無理するなよ。」くらいのコメントを引き出せるくらいの仕事をしていかないと生き残れないと思う。
どんなに社内アピールしても終日同行すればMRの実力はすぐに分かってしまう話のまとめ
コロナ禍における終日同行は本当にエグいと思う。
MRの立場でなくて良かったと心底思う。
MRの仕事はハイスペックになっているので、連日終日同行をしても、対応できるくらいの仕事が出来なければこの先、危ういと思っていいだろう。
「MRなんて何も出来ない」と言ってMRを否定して業界を逃げ去る人間の気持ちも分からなくもない。
最近、MRの同行をしている身としては、優秀なMRとヤバいMRが本当に良くわかる。