みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
製薬会社って定期的に悪い事をして謝罪しますよね。
過去の悪事を並べればキリがない。
私のブログにカテゴリーにある「製薬会社事件簿」を覗いてみて欲しい。
患者の事など微塵も考えてなく、金さえ稼げれば良いという卑劣な悪事も多々ある。
過去に何度か書いたことがあるが、これら悪事を働いた製薬会社のHPを見ると「患者さんの為に」「人々の健康、幸せの為に」などと、いけしゃーしゃーと書かれている。
ちなみに言っている事とやっている事のギャップに心が揺さぶられないように、私は製薬会社は悪い事をする組織だと思っている。
期待をするから、裏切られた時に心を痛める。
だったら、初めから裏切られるもんだと覚悟していれば、実際に裏切られた時のダメージが少なくて済む。
今日はこの事について考えていきたい。
綺麗事をどんなに並べても、当たり前に悪い事をする組織は必ず存在する。
子供の頃は大人はみんな立派で悪い事をしてる人なんて存在しないと思っていた。
大人でいるだけでとても偉い人と思っていた。
しかし自分が大人になって感じることは、悪い大人は山ほどいる。
バレなければ良いと思って犯罪に手を染めたり、自分の利益の為に他人を傷つけたり当たり前にする。
それは製薬会社であっても同様だ。
「患者さんの為に」と言っておきながら、患者や医者を騙して利益を追求する事件。
研究機関への奨学寄付金は営業目的に使わないように運営組織と切り離していると言っておきながら、ズブズブの営業目的で使われていた事件。
些細な事でいえば「社員の健康を守る」と言いながら現場では「訪問禁止病院でもネタを作って行ってこい!」と詰める上司。
過去を振り返っても、今現在を見ても、こんな嘘みたいな酷い話が当たり前に繰り返されている。
製薬会社が不祥事を起こすと必ず実行犯ではない現場のMRに締め付けがくる。
製薬会社の事件って多くは、組織ぐるみだったり、社内で権力が持った人間が絡んでいる。
末端で汗水垂らして現場を駆けずり回っているMRにとっては、会社が起こした事件なんて何のこっちゃ分からない。
会社の不祥事は全社員の問題である。
この考えは間違っていない。
しかし、会社の管理職は何の管理をしているのか?経営陣は経営責任はないのか?と感じてしまう。
年収何千万円、場合によって億を超える報酬を得ている人たちが、責任を取ると言って3ヶ月間、月額報酬の3割返上などの文章を見るが、その程度で反省が表せていると思っているのか?
そんな形式ばった責任の取り方をするだけでなく一生懸命働いている社員の前でしっかりと言い訳せずに頭を下げるべきだと思う。
社員研修の強化をする前に、社員に対して経営陣、管理職が謝罪する事が先だ。
事件が起きてすぐに社員向けの研修が強化されると、現場の人間は悪い事をしたかのように感じて気分が悪い。
製薬会社が不祥事を起こすと末端のMRに研修を強化するがその前にする事がある話のまとめ
製薬会社の事件は本当に後を絶たない。
過去の事件を振り返っても、組織ぐるみだったり、管理職や社内で権力を持っている人間の犯行も多い。
これが、現実であると初めに自覚した方が働いている身としては気が楽だ。
そして、会社が不祥事を起こすと、必ず末端のMRの研修などが強化される。
決して研修を否定してるわけではない。
関係のない社員の研修を実施する前に、実行犯や経営陣が従業員に対して迷惑を掛けた謝罪をすることから始めなけれなならない。