みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
昨年11月にMR認定センターから「2021年度版MR白書」は発表されましたよね。
内容確認しましたか?
このMR白書で、現在のMRを取り巻く環境が客観的な数値として確認する事が出来る。
今日はMR白書の中を確認して、MRの現状と近未来について考えていきたいと思います。
毎年MR認定センターから発表される「MR白書」と
2021年版 MR白書-MRの実態および教育研修の変動調査-
詳しくはサイトで直接確認して欲しい。
MR認定センターに登録している製薬企業184社とCSO企業14社、医薬品卸1社に対してアンケートを実施して所属MRの実態をまとめた資料のことです。
大体、毎年100%近い回答が得られているので、実態に近い数字が分かる。
このアンケートでは、ざっくり下記のような項目が公開される。
・所属MR数
・採用(中途、新卒、職種別)
・教育や研修について
各社の解答を集計すると業界のMR数や採用状況が分かる。
では実際に21年度版MR白書ではどのような結果であったのか確認しよう。
20年国内MR数5万3586人で前年から3572人(6.2%)減で過去最高の減少幅
※MR認定センターHPより
MR数、2019年5万7158名から2020年5万3586名になり3572名減少した事になる。
1年間の減少幅としては過去最高の6.2%減少という結果になった。
そして2013年6万5752人に比べて、この7年で1万2166人減少して減少幅としてはマイナス18.5%になった。
完全な私見ではあるがMRの減少トレンドはもうしばらく続くと思う。
今後5年から10年くらいかけて更に1万人以上減少してMR数4万人くらいになるのではないかと考えている。
これは完全な肌感覚で根拠となるものは何もないけどね。
そして、このMR白書で、MRは確かに減少しているにも関わらずMRの中途採用も依然、活発に繰り広げられている事も確認できた。
半分以上の企業で中途採用を実施して、採用した社員の70%以上が他社MRであった。
実際に中途採用を実施した企業は113社で前年度より8.2%減少したものの全体の56.8%で半分以上の企業で中途採用を実施している。
そして更に言うと、この中途採用した社員の内訳をみると70%以上は他社MRだったという結果であった
MRの人口と中途採用の結果を見て分かる事としては、確かにMR数は減少していっているし、今後もその傾向は続く事が想定されるけれども、スキルのあるMRは採用したいという企業が多いと言う事。
2021年MR白書を読んで現在のMRを取り巻く環境を再確認する話のまとめ
2013年の6万5752人から7年連続でMR数が減少している。
2020年のMR数は5万3586人で2019年のMR数に比べて3572名減少して、そのマイナス幅は6.2%だった。
個人的には、この減少は当面続くと考えており、今はちょうど真ん中くらいだと思っている。
今後10年くらいで最終的にはMR人口は4万人くらいになるのではないかと考えている。
そして大事な事としてMRは毎年確実に各社、削減していっているにも関わらず多くの企業で中途採用をしているというのもまた事実。
この7年間でリストラによって切り捨てられたMRを見てきた人も多いでしょう。
今後も続くこの状況でどのように判断するか?
・MRが減少していって最後は絶滅すると考える偏った思想を持っている人
・この7年間はどうにかリストラの波からは逃れてこれたけど、ギリギリの状況で、これからの7年間では確実にリストラ候補に入るだろうと客観的に自覚している人
この2人種はMRを一刻も早くやめた方が良い。
MRの椅子が減少する事は間違いないが、その少なくなった椅子に確実に座れるように日々の仕事を研鑽しようと思う人が一番賢いと思う。
だって、MRとして残れれば、給料、福利厚生、業務量、休暇、仕事内容、どれをとってもSランクの超優良業界だと思うから。