みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
副業をする時によく言われる事がある。
「時給脳を捨てなさい。」
これは、副業をするのに時間給で稼いでいても、セルフブラック企業になるだけなので、QOLが向上しないという話。
この考え方に関してMRという職業にとっては通用しないと思っている。
MRは労働時間が短く自由な時間が多い職業だ。
少し時給労働をした所でQOLが著しく低下するような事はない。
少し話が逸れてしまったが、サラリーマンにとって報酬を時給換算する事はとても大切だと思う。
今日はこの事について考えていきたい。
サラリーマンは報酬を時給換算した方が賢い
至ってシンプルな話だと思う。
9時〜17時労働の完全土日週休2日の働き方で年収800万円
7時〜23時労働で土日も仕事を処理しなきゃダメな働き方で年収1000万円
どっちが良いかって話。
価値観は人それぞれだけど私は前者の方が幸せだと思っている。
それは得られる報酬を労働時間で割って時給換算した時に高くなるからだ。
せっかく多くの金を稼いでも、使う時間はおろか、睡眠時間すら間々ならない働き方に魅力を感じない。
最も賢い働き方は少ない労働時間で多くの報酬を得る事だ。
そのような意味でサラリーマンにとって時給換算して、高ければ働くべき会社として魅力があるといって過言ではない。
つい先日、東洋経済オンラインで「社員の時給が高い会社」ランキングトップ100という記事を読んだ。
当然このトップ100に製薬会社もランクインしていたので紹介していく。
時給換算の上位企業は5000円超になっている。
これが実際の上位20社だ。
※東洋経済オンラインより
「CSR企業総覧(雇用・人材活用編)」掲載の平均年収を年間総労働時間で割って算出したと書いてある。
ちなみにランキング対象779社の計算時給の平均値は3605.7円。
日本における正規雇用の平均給与(年収)は503.4万円なので平均労働時間1969.4時間で計算すると時給は2556.1円になる。
日本の平均時給が約2500円。
それに比べれば上記のTOP20社は日本平均の2.5倍くらいもらっている事になる。
ちなみにこのランキングから製薬会社をピックアップするとこんな感じだ。
製薬会社は、やはり平均年収だけでなく時給換算した時にもかなり恵まれている事が確認出来た。
MRはみなし労働なので、どれくらい働いているか自分しか分からない。
日本の年間平均労働時間1969.4時間。
1ヶ月(12ヶ月)に換算すれば約164時間。
1日(22労働日)に換算すれば約7.5時間。
毎日7時間半の労働をしているのか?
特にMRは、スキルによってこの労働時間は大きく変わってくると思う。
論文を1報読むだけで2時間掛かるMRもいれば20分で読めるMRもいる。
論文を読むという同じ仕事に対しても1時間40分の労働時間の差がある。
私個人の話で言えば、コロナ前より労働時間は増えている。
今までは病院に訪問すれば全て完結していた仕事も、郵送やWeb接続などの副次的なタスクも増えてきている。
それでも、月に164時間も働いていない。
日によっては確かに7時間30分を超える日もあるかもしれなが押し並べたら、そんなに働いていない。
移動中も待っている時間も労働時間と考える事が出来るかもしれないが、実質的な労働になっているか?
移動の車の中で、仲の良い友人に電話を掛けている時間、アポイントまで1時間あるから車の中でネットサーフィンしている時間、これらは実質的には遊んでいる時間でしょう。
これに関しては、コロナ前の話であるが国も問題視している。
そう考えた時に、ある程度スキルの伴っているMRの時給は上記のランクインしている企業の時給よりも高いと感じる。
MRのようなサラリーマンにとって自分の報酬を時給で換算する事は大切だと思う話のまとめ
時給換算で報酬を考えるなんてバイトのする事だ!という人もいるかもしれない。
しかし、私はそう思わない。
時給換算は費用対効果として考えられるとも思うからだ。
年収2000万円あっても、休みなく働いた上で得られる報酬であれば全く魅力に感じない。
そう考えた時にMRという職業がやはり費用対効果に優れている仕事だと言えるでしょう。
みなし労働を悪用して、全く働かないMRが「こんな仕事は必要ない。」とか言うが、それはその人の働き方の問題だ。
逆にずっとめちゃくちゃ忙しいと疲弊しているMRがいれば、仕事の質に一度向き合っても良いかもしれない。
世間一般の話をすれば製薬会社に勤めている人は時給単価の高い仕事をしている。
私で言えば、きっと時給1万円は絶対にあると感じている。
これが当たり前になってしまうと仕事が怠慢になる。
与えられた環境に感謝しつつ高いパフォーマンスが出せる努力をしていきたい。