みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日、こんな記事を書きました。
KOL担当MRはやるべき仕事が多く、与える影響が大きいので大変な仕事と解説しています。
KOLを担当させる人事は、基本的にはMRとしてのスキルが高い人が選出される事が多い。
こう考えるのが普通だけれども、実際はそうでもないと感じる事が多い。
KOL担当の自覚が全くなく、やるべき事を怠り、KOL担当という上辺だけで「俺様は優秀だ」と勘違いしているMRも存在する。
今日はこの事について具体的な事例を用いて解説していきます。
KOLにビビって何の交渉も出来ないMRくん
どんなに権威な医者であっても、怖い医者であっても担当MRとして伝えるべき事はある。
「これは必ずお願いします。」という折衝は必要だ。
例えば、スライドの事前提出。
どの会社もコンプライアンスの観点から講演予定スライドを事前に入手する必要があるでしょう。
私の会社では1週間前には、演者から講演予定スライドの提出が必須になっている。
このスライド事前提出の依頼が出来ない。
もしくは、相手に理解してもらう伝え方が出来ない。
講演内容についても同じだ。
安全性について講演して欲しいとリクエストしたのに、実際の内容が効果と臨床試験の話ばかりで、講演2の演者と内容が丸被りになる。
依頼した内容と違うくらいは、まだマシかもしれない。
担当MRの話だと自社医薬品の評価がとても高いと言っていたのに、実際の講演では「この薬はイマイチだ。」などとネガティブな講演をする。
実際にネガティブな薬剤なのであれば、どのような使い方が正しいのか話してくれれば良いが、ただの否定で終わる。
このようなKOLを全くコントロール出来ないMR。
コントロール出来ないだけなら、まだしも社内の報告では「俺が対応してるので、大丈です。」みたいに虚勢をはるからタチが悪い。
社内会議で大きな事をいうMRは周りが迷惑する。
スライドの事前提出が出来ない。
講演内容のリクエストを正しく汲んでくれない。
このような医者は当然、存在する。
このような医者がいる事が問題なのではなく、このような医者にしっかり折衝出来ないMRが問題なんだと思う。
もっと言えば、折衝をしても理解してもらえないのであれば、そのような医者に演者依頼をするべきではない。
にも関わらず社内で「大丈夫です!俺がコントロールします。」みたいに大口を叩くので本当に周りが迷惑する。
社内でどんなに大口叩いても、実際に医者を前にすると何にも出来ないMRがKOLを担当していると企画が台無しになる。
KOLがいる大学病院担当MRが勘違い系だと周りが迷惑する話のまとめ
KOL担当って大変ですよね。
責任も周囲の期待も大きい。
だからと言って、何の交渉も出来ないと周りは迷惑する。
交渉出来ないだけならまだ良い。
社内会議などで「大丈夫だ!」などと大口を叩いて、いざ演者にしたら散々な内容だった。
これが最悪のケース。
KOL担当MRは大変だけれども、偉くなった訳ではない。
社内会議で偉そうなコメント並べて気持ち良くなっているのかもしれないが、それで講演会を開催されてしまえば、開催エリアは迷惑でしかない。