みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
仕事にプライドや自信を持つ事は大切だと思う。
大変な事やトラブル、顧客からの無理難題が目の前に訪れても「自分なら出来る!」という自信があれば逃げずに向き合う事が出来る。
しかし、自信やプライドは内に秘めるもので、ひけらかすものではない。
ひけらかした瞬間に価値が一気に下がる。
今日はこのことについて書いていく。
俺は専門医と対等に医療の話が出来るMRだ!
こんな事を言っているMRがいた。
論文を色々と読んでいる事を自慢したいようだ。
しかし論文を読んだくらいで専門医と対等に話が出来るなんて甚だおかしい。
先日、ある癌で日本を代表するくらい有名な専門医とムンテラについて深い話をした。
その先生はムンテラをする時には「素人でも分かりやすいように」と考えるのが最も大切だと言っていた。
そこで私が「MRが患者だったらどうですか?」と質問した。
「MRは薬の事を少しかじっている程度で素人である事は違いない」との事。
全くもってその通りだと思う。
何百人もの患者を診てきた臨床経験があり、医学者として日々、学習研鑽を積み重ねている人と製薬会社のMRの知識が対等な訳がない。
そしてMRが自分で医者と対等な知識があると言っている時点でイタい思う。
自分で「俺は優秀だ!」というMRで実際、優秀だった奴を見た事ない。
このように自分で自分を優秀だと言う人には一定の傾向がある。
それは周りが優秀だと言ってくれないので自分で言っていると言う事。
なので自分で言えば言うほど、自分自身の価値が下がる。
このようなMRを見ているとプロボクシングの試合を見て「俺だったら勝てる」と言っているようなもんだと感じる。
周りは優秀だと思っていないけど、自分自身は優秀だと思って、それを口外する。
かなりイタい光景でしょう。
サラリーマンは自分を評価する第三者がいる事を忘れてはならない。
プライド持って働く事は決して悪い事ではない。
しかしプライドを持つ事と自己評価は口外する事は訳が違う。
サラリーマンは社長にならない限り自分の事を評価する第三者がいる。
なので、いくら自分自身で「俺は優秀だ!」と言ったところで、それが正式な評価にはならない。
自分の評価は上司がする。
なので「俺は優秀だ!」と言えば言うほど、上司は「自分自身で客観的な評価が出来ていない」と思われるでしょう。
ちなみに、この勘違いMRを近くで見ている私の印象はただの「マウンティングMR」。
最新、論文を調べてくる努力は認めるけど、それをひけらかして他のMRを攻撃する。
そして勘違いも入っているので、顧客の懐に入り込むスキルは乏しい。
このMRの昇進スピードが同学年に比べて1サイクル遅れているが正しい評価がと感じる。
自分の評価は自分ではなく、他人が決める事を勘違いしてはならない話のまとめ
サラリーマンである以上、自分の評価は第三者がする。
自分の上司がポンコツで正しい評価が出来ない人であっても、現実はその上司が自分の評価をする。
この現実に目を背けてはいけないと思う。
人が人の評価をする時には評価指標やマニュアルがあったとしても感情が入る。
なので上司とは円満な関係を築いていて損はない。
この事実を理解せずに、誰も自分を評価してくれないからと言って、自分で自分の事を優秀だと言っても、周りは引くだけだ。
長年MRをしているが、自分の事を自分で優秀だと言って実際に優秀だったMRを見た事ない。