みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
私の同僚MR(仮名:長谷川さん)のお話です。
基幹病院のある診療科の部長と初めてWeb面談のアポイントが取れた。
しかしながら結果的には営業所会議と重なっているので、そのWeb面談はお断りしたそうです。
今日はこのプロセスから仕事に対しての優先順位について書いていきますね。
コロナで訪問禁止施設の部長にやっとWeb面談の許可をもらいました。
この施設は訪問は3月以降ずっと禁止。
患者家族の面談も断っている施設なのでMRの訪問禁止は当たり前なのかもしれない。
この病院のある外科系診療科の部長は訪問禁止以降、メールを送っても一切返事をもらえていなかった。
少し気性の激しい先生なので、電話を掛けるのにはハードル高い。
この状況で春からコンタクトが取れず難航していた。
しかし、ある地方から講演依頼があり、その依頼内容をメールして内容の紹介で改めてWeb面談の依頼をしました。
そしたら、返事が着たんですよ。
「来週月曜日の15時にお願いします。」
担当の長谷川さんは半年以上、面談に苦労していたので、Web面談許可の返事をいただき心底嬉しかったそう。
来週の月曜日は月に一回開催される営業所会議と重なっているので、Web面談の間、少し会議を抜けされてもらうように所長に報告しました。
営業所会議の参加は必須なのでWeb面談の日程をズラしなさい。
長谷川さんがWeb面談の時間だけ営業所会議を中座したいと所長に相談しました。
所長の回答は「No」
理由は「営業所会議は参加必須がルールだから。」
所長の言っている事は間違ってはいないと思う。
営業所会議の参加は必須なので、その日は外勤を入れないのは通例になっている。
そして一度、Web面談の約束が貰えたのであれば日にちを変えてもアポが取れると考えたのかもしれない。
しかし私は長谷川さんから、その先生の性格を聞いていたので日程を変えてもらう依頼は少しリスクが高いと感じていた。
長谷川さんは納得はしていないものの、所長の指示だったので、先生にその日は都合が悪いので別日にして欲しい旨を伝えた。
結果的にその後、約3週間返事をもらえていない・・・
仕事を進めていく上では優先順位を間違えてはいけない。
半年間音信不通であった重要DrとのWeb面談と月に一回開催される営業所会議を1時間、中座する事はどっちが優先順位が高いか?
ちなみに、この営業所会議はいつも通りの時間潰しのような内容が無い会議。
長谷川さんが本来、その先生とWeb面談していただろう時間帯に話していた会議内容は先月の活動量をグラフ化して、どうしたら活動量が増えるか?という内容。
3月以降、毎月同じ内容のテーマでディスカッションする為だけに重要DrのWeb面談を断った。
そして、その後3週間返事がもらえていない。
所長ちゃんが優先順位よりもルールを重要視した結果、チャンスを逃した。
なんか、とてももったいないと感じた。
会議の参加を絶対にするのであれば、会議の日程を変えてでも、このWeb面談に臨んだ方が良いと思った。
仕事を進める時にはいくつもの判断基準がある。
・優先順位
・ルール
・重要度
などなど
重要な事であってもルールを逸脱してはならない。
しかしルールの中にも柔軟に対応できるものと、絶対的に守らなければいけないものがある。
これら様々な要因を加味して、どれを選択するかの判断が大切だと思う。
そして所長がこの判断を間違えてしまうの致命傷になる。
やっと取れたWeb面談アポ!Drが指定してきた日時が会議と重なった。あなたが上司ならどう判断するか?のまとめ
半年以上、音信普通の重要DrにやっとWeb面談が取れた。
これ以上のチャンスはないでしょう。
在宅勤務で不毛な資料作成や会議を日々、こなしている中で、このWeb面談は超重要な仕事なはず。
そして地方から講演依頼がきているという緊急度もある。
営業所会議が100%無駄だとは言わない。
サラリーマンとしては営業所会議も必要だと思う。
「営業所会議を1時間中座する事」と「半年以上連絡が付かなかった重要DrとのWeb面談」どちらを優先すべきかの判断は難しくない。
私の周りでは、難しくない事を正しく判断出来ないという理解が難しい事が当たり前に起きている。