MRのお仕事 MRの今後

大学の准教授にも「MRと製薬会社の必要性」について聞いてきましたよ。

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みなさん、こんにちは。

現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。

先日こんな記事を書きました。

4ヶ月ぶりに対面面談した医者から今後のMR像とMRの必要性について聞いてきた話。

この記事で紹介した先生は「MRは絶対に必要でWebでも対面でも面会したい」と言ってくれました。

MRの必要性について質問すると意外と先生との話が盛り上がると感じたので、大学の准教授にも同じ質問をしてきました。

今日はその事について書いていきますね。




そもそも大学病院と製薬会社は医学の観点で切っても切れない関係

最近は、製薬会社から医者にお金が入ると全てが悪のように煽り立てるマスコミや一部のゴシップサイトが存在する。

大学病院は診療をしているだけではない。

学生を教育する機関でもある。

そして医学の進歩における研究をする機関でもある。

そして製薬会社から考えても、どんなに製薬会社の研究所で試験管内で研究していても薬としては認められない。

治験などの臨床研究の結果が出ない限り薬として承認される事はない。

その時に治験を実施してもらう施設は研究機関も備わっている大学病院などになる。

製薬会社としては治験に参加してもらう医療機関には様々なデータを取ってもらったり、予期せぬ副作用などの対応をしてもらわなければならない。

治験に参加して研究をするという労働の対価に対して賃金が発生する。

ここにお金が発生する事で何が問題になるのだろう?

医者は聖職だから無給で治験をやれと言うのはいくならんでも乱暴な話でしょう。

また医薬品が発売された後にも医者と製薬会社は決して切っても切れない関係がある。

医薬品が新発売しても終わりではない。

発売したは良いが、安全に投与してもらう為には適正に投与してもらわなければならない。

正しく安全に使ってもらうためには発売してからの方が製薬会社としてやるべき事がある。

その時に経験豊富な専門の医者が正しい薬の使い方を講演会の場で講義する。

この講演という労働に対して講演謝礼という賃金が発生する事には全く問題ない。

そして視野を少し広げて考えてほしい。

専門の医学者が1時間講演してもせいぜい講演料は10万円前後が良いところでしょう。

対して、芸能人やタレントが講演したら軽く100万円を超えるようなケースが当たり前にある。

有識者に講演してもらうと考えた時には医者の講演料は激安なのを忘れてはならない。

このように研究、新薬創出、発売後に適正に使用してもらうために製薬会社は病院、医者と一緒に働かなければならない。

医者としても研究の観点からも、安全な医療が浸透する観点からも製薬会社と一緒に働かなければならないと感じている。

この製薬会社と病院、医者との関係は医学の進歩のために絶対に必要な事であるし、医者目線で考えれば割りに合わない低報酬で協力してくれている事を忘れてはいけない。

ASCOがバーチャルミーティングになったのでほぼ全員Web面談には免疫が出来た。

癌治療の学会で世界最大の学会はアメリカ腫瘍学会(ASCO)と言われている。

毎年アメリカのシカゴで開催されるASCOが今年はCOVID-19の影響でバーチャルミーティングになりました。

Web接続に煩わしさを感じていた教授陣もASCOがバーチャルになった以上、接続出来るようにならなければいけない。

そしてASCOに参加した事のないような若手の医者もバーチャルで参加が出来るならばと半ば強制にASCOに参加したらしい。

このASCOバーチャルミーティングのおかげで医局内のオンラインが一気に進んだとの事。

やる前は「Web接続とか面倒くさい」と思っていてもいざやってみれば、接続は簡単だし、オンラインでのコミュニケーションの快適さに気づくのでしょう。

これはMRも医者も同じですね。




大学病院の准教授という立場から見て「MRは必要ですか?」の回答

「大学で准教授まで上り詰めれる医者であればMRから情報を得るまでもない。」

私はそう思っていたのでMRの必要性について質問してみました。

この准教授の回答は「MRがいなければ自分の医療が向上しない」と言っていました。

少し自虐的に私が「ネットで情報が取れるしMRをエムスリーに置き換えれば良いのでは?」と質問を被せました。

准教授が言った事

「ネットは情報がありすぎで逆に分かりづらい」

「ほぼ必要ない情報と絶対に必要な情報が同じように書かれているので分けるのが大変」

「エムスリーも同様に情報が多すぎるし、メールがどんどん来るのほぼ見ていない。」

「エムスリー経由でWeb講演会もあるけど、ポイント目的で接続しているだけがほとんどでよほど興味がある内容でなければ聞かない」

そして情報収集は自分の研究や専門に偏りがちになるので、専門外だけれども日々診療では必要な情報などはMRからでないと入って来ないと言っていた。

大学の准教授にも「MRと製薬会社の必要性」について聞いてきましたよのまとめ

「MR不要論」を唱える人はゴシップを煽り閲覧を増やしたいマスコミか、MRが通用せずに弾き出された人か、羨ましく妬んでいる部外者であるという記事を過去書きました。

「MR不要論」を唱えている人達を冷静に見てみよう。そこから見えてくる事がある。

そして医者が言う「MR不要論」を見てみても、やはりMR必要と言っている医者の方が患者の信頼も高く医学者としての業績も高いと感じる。

医学の進歩、病気の克服という観点では製薬会社と医者は切っても切れない関係です。

そして医者であっても人間。

正当な労働に対して賃金が発生する事には全く問題がない。

他業界から考えたら医者の講演料は低すぎて申し訳なささえ感じる。

そして大学病院の専門医という視点から考えても、MRという存在は必要不可欠である事が確認出来た。

「MR不要論」を言ってくる可哀想な人には反応を示さず、やるべき事を確実にこなせるMRを目指そうと思う。



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氏名:ゆうま
職業:大手製薬会社でオンコロジーMR
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