みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
製薬会社はMR同士を競わせる事が多いですよね。
この生活に慣れてくると、いつの間にか他人と比較してしまう性格になってしまう。
この知らぬ間に染み付いた「他人と比較する」という行為を辞めるだけで、かなり人生観が変わる。
今日はこの事について考えていきたいと思います。
MRは毎日、販売目標達成率の順位を付けられて会社に比較され煽られる。
「MRは気が強い性格の人が多い」
「MRって意識高くて少し勘違いしている人が多い」
こんな言葉を聞く機会はある。
これは元々、気が強い人がMRという職業を選択するのか?
それともMRとして働いていくうちに気が強くなっていくのか?
この答えは検証のしようがないが「MRは気が強い人」が多いという結果は同意いただけると思う。
やはり毎日、他人と比較されて競争を煽られる生活に慣れていくうちに、そのような性格が強調されていくのだと思う。
他のMRを否定したり評価するMRがいて、そのMRは他MRに評価されるループ
「あのMRは仕事が出来ない」などと評論するMR。
このような評論家MRが多い。
これは営業成績と仕事のスキルが必ずしも相関しないからだと思う。
何度かブログにも書いているが優秀なMRが必ずしも営業成績が良い訳ではない。
担当先の市場や専門性、臨床試験の影響が大きいし、そもそも販売目標の金額設定の基準にも問題がある。
全員が同じ条件で達成率を競い合えば確かに「数字が良いMR=優秀なMR」になる。
しかし必ずしも、そうではないので評論が入るのだと思う。
なので「あいつが数字が良いのは運だ」「あいつのここがダメだ」と評論して自分の数字の悪さを正当化する。
会社はMRを達成順にランキングしたり比較して煽る。
MRは会社が比較するプレッシャーから逃れるために他人の批判したり、評論する。
そして、このような評論MRもまた裏では他のMRに評価されてる。
このような生活が毎日続くと知らぬ間に、他人と自分を比べる性格が増強されるのだと感じる。
こんな生活疲れませんか?
常に自分を大きく見せて他人を否定する。
ここまでの事が理解出来れば他人と比較しない意識をする事が大切だと分かる。
なんであんな奴が大学担当なんだ。
なんであんな仕事しない奴が昇格するんだ。
なんであんな仕事出来ない奴が本社に異動出来るんだ。
こんな事を考えるとイライラするし、疲れる。
常に誰かと比較しないと自分の存在価値が分からないという生き方は疲れるし意味がないと思う。
他人が昇進しようが、他人が良い成績を残そうが勝手にすれば良いと考える。
誰かと相対的に比較して自分の立ち位置を確認するのではなく、自分個人を絶対評価として確認した方が良い。
ハラスメントさえ受けていなければMRという職業に就けただでも十分幸せな事に気づく。
多くの人の大きな悩みは「お金」
しかし、MRになった時点で普通に生活していれば金に困る事はまずない。
そして、有給も取れて土日も休み。
自由な時間も多く仕事のストレスも他業種の営業に比べればマシ。
客観的に考えれば十分幸せな生き方が出来ていると思う。
そもそも第三者からみれば、製薬会社の「課長と係長」「大学病院担当MRと中小病院担当MR」に全く有意差はない。
そんな事に一喜一憂しても外から見たら全く意味が分からないほど微々たる事だ。
他人と比較しない生き方のまとめ
MRの世界は競争です。
担当先にしてもポストにしても数に限りがある。
このポストを求めて周りと戦う。
こんな生き方は疲れてしまう。
だってMRの成績はスキルと相関しない事が多々あるからだ。
だったら、目の前の仕事を淡々粛々と取り組み、他人がどう評価されても動じない心を持つ事が大事だと思う。
誰かと相対的に比較するとストレスが溜まるのであれば、自分自信を絶対評価として考えれば良いと思う。
そしたら、MRに就けた時点でかなり恵まれた環境である事に気づくと思う。