オンコロジーMR

昨日の全体会議での決まった行動目標「候補症例の確認」の違和感

投稿日:

みなさん、こんにちは。

現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。

MRをやっている皆さんはこの言葉に違和感を感じるかしら?

「候補症例の確認」

昨日の事業部全体会議で今期の重点活動内容は「候補症例の確認」って偉いおっちゃんが言っていたわ。

「患者さんを救うのは私たちだ!」とも言っていた。

この言葉に違和感を感じれる人はMRとしてちゃんとやっていけると思うわ。

これからMRを目指す人も是非とも、この「候補症例の確認」という言葉について考えてほしいわ。




「候補症例の確認」が大事と考える会社の理由

自社医薬品が使われる対象の患者さんを事前に把握出来ていれば、チャンスを逃すことがないので大切でしょうって事。

候補症例を把握する事で、先生が認識出来ていない患者さんも顕在化する事が出来て、その患者さんを助ける事が出来るとも言っていたわ。

これ自体は間違っているとは思わないわ。

その通りだと思うわ。

でもね、会社が「候補症例の確認」という概念だけを現場に下ろしてしまったらトラブルが起きることに気づいてない。

「候補症例の確認」をした時に起こりうるトラブルとは

例えば抗がん剤。

抗がん剤は当然、がん患者さんに投与されるわよね。

がんの治療はまずは何て言っても外科的治療(手術)よね。

手術で癌を取りきれなかった患者さんや、手術しても再発してしまって完治が望めない人に抗がん剤を投与されるでしょ。

この当たり前の流れがある中で、オンコロジーMRが先生の所にいって「自社医薬品の投与を検討できる候補患者さんいませんか?」って聞いたら聞き手の先生はどう感じるかしら?

先生からしたら、MRが「手術で癌を取りこぼした患者さんいませんか?」「手術で取りきれたと思っていたけど、実際は再発しちゃった患者さんいませんか?」って聞こえるのよ。

要は「先生の手術がイマイチで完治が望めなくなっちゃった患者さんいませんか?」って聞こえるのよ。

「候補症例の確認」は大切だけれども、会社が言う通りの言葉て先生に確認したら絶対にトラブルになるわ。




会社の方針や言い方が必ず自分の担当エリアに役に立つもので無いことをしっかりと理解するべき

抗がん剤は癌を治す薬ではなく、基本的には延命処置薬でしょ。

抗がん剤がスタートしたって事は癌が治らず死へのカウントダウンが始まったって事。

こんな薬の候補患者の把握って言い方を間違えたら、「癌が進行した患者さん探しているんです」「患者が死に近づくと自社医薬品を売上が上がって嬉しいんです」って聞こえるのよ。

抗がん剤担当者は、ダイレクトに候補症例の確認は間違ってもやらないと思うけど、これからMRを目指す人やすでにMRだけど、これからオンコロジーMRを目指す人は是非ともこの感覚は持っていてね。

まとめ

「候補症例の確認」は聞き手にとっては「医者の手術が下手で癌を取りこぼした患者さんを探している」「癌が進行した不幸な人がいたら嬉しい」って聞こえるのよ。

癌は常に進行していくから、治療機会を失わないって言う意味では事前に投与対象患者さんを把握する事は大切だと思う。

でもね絶対に会社が簡単に言っている「候補症例の確認」なんて乱暴な取り組みではなく、繊細にヒアリングしてね。

それが結果、先生との信頼関係の構築にも繋がると思うわ。




-オンコロジーMR

執筆者:


  1. OK MR より:

    ゆってぃ様
    いつも楽しくブログを拝見しています。
    私は最近オンコロジー MRになりました。30代前半です。元々プライマリー MRをやっていましたが非常にやりがいを感じながら今の仕事をしています。正直いうとゆってぃさんのブログをみて希望したところはあります笑
    候補症例の確認〟私もやっています。
    この仕事をしていると本当に少しでもOSを伸ばしてあげたいと思うような患者さんもいますし、会社の方針がいうような患者さんがいても本当に自社品を投与してもらうことが医療貢献なのかと悩むときもあります。
    オンコロジー製品を取り扱ってる MRは本当にそういった視点を持つことが大切なんだなと感じました。ちょうど今日面談した先生ともそのような話になりました。
    患者さんが納得して自社品が処方され、貢献できる。数字も大切だと思いますがそういった活動が評価されるようになればいいなと思いまし、ささやかですけど自分もそのような活動を通して医療貢献したいと思っています。
    長文失礼しました。

    • mrnoblog14 より:

      コメントありがとうございます。
      私と同じようなキャリアを積んでいますね笑

      候補症例の確認は大切だと思う。
      治療機会を損なう事なく、最適なタイミングで薬物治療が出来れば生存期間が延びると言うロジックも分かります。

      だからこそ、どのように候補症例を確認するのか?どのような言い方をすれば誤解なく候補症例の確認が出来るのか?を
      会社は考えるべきだよね。
      そこは現場任せにして「候補症例を聞いて来い!」って騒いでいる製薬会社は頭がイカれてると思うわ。

      先日も社内で、新規投与が始まった報告をメンバーがしていて「おめでとう!パチパチ!」みたいな事がありました。
      薬が使われた事は、めでたい事ではない。
      薬が使われて、奏功してQOLが改善してOSが延長した時に初めて「おめでとう」だと思う。

      私は正直この価値観は会社内では発言していないわ。
      頭のイカれた奴らに、その人達がやっている事、考えている事が間違っっていると伝えても通じないもん。

      抗がん剤は絶対に必要としている人がいる
      癌腫によっては抗がん剤によってOSが著しく延びることもある
      抗がん剤は必要としない人もいる

      ここら辺をしっかりと価値観として持っているMRでいたいと思います。

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職業:大手製薬会社でオンコロジーMR
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