みなさん、こんにちわ。
現役オンコロジー(抗がん剤)MRのゆってぃーよ。
最近、多くの製薬会社が早期退職制度を実施しているわよ。
しかも、募集人数を上回る退職者が出ることも多くあるわ。
この早期退職制度は利用した方が良いのか、周りの先輩達を見てて感じる事を書いていくわね。
早期退職制度は通常の退職金にプラスして特別退職金も貰える。
退職者の年齢や勤続年数によっても違うと思うけど、結構貰えるわよね。
私の先輩(仮名:藤井さん)のケースを紹介するわ。
年齢:46才
勤続年数:14年
年収:1100万円
転職歴:1回
経験領域:生活習慣病のみ
担当施設:都内有名大学経験あり
このスペックの藤井さんが昨年末、早期退職制度を利用して退職したの。
藤井さんは通常の自己都合退職の退職金にプラスして24ヶ月分の特別退職金をもらったわ。
藤井さんの基本給は50万円くらい。
50万円の24ヶ月間分なので1200万円。
通常退職金にプラスして1200万円貰えるって事でこの話に乗ったのよ。
これを、みなさんはどう感じますか?
藤井さんなかなか転職先が見つからない。
藤井さんは昨年の夏に早期退職制度に手を上げて、年末に退職していったわ。
退職する事を決意してから半年以上、転職活動をしているのになかなか就職先が決まらない。
今は失業保険があるので当面の生活は大丈夫だけど、かなり焦ってるわ。
MR資格もあるし、MR経験も豊富だし、有名大学病院経験もあるから、転職先はあるだろうと思っていたのよ。
最低でもコントラクトMRにはなれると思っていたらしいわ。
でも、実際に転職活動をしてみたら決まらない。
その状況に相反して退職日は日に日に迫ってきて、とうとう退職してしまったのよ。
退職して1ヶ月後にやっと転職先が決まった。
退職日の12月末を経過しても次の転職先が決まらなかったのよ。
1ヶ月間のニート生活を過ごして今月(2018年2月)にやっと転職先が決まったわ。
内容を聞いてきたけどかなり厳しい。
内定先は中小CSO(コントラクト)会社
一応、正社員採用だけど年収は750万円。
もともと単身赴任をしていたから、そこは問題ないけど勤務地は東北。
う〜ん。
早期退職で1200万円の上乗せ退職金をもらったけど、働いていた製薬会社の年収1100万円から転職先のコントラクト会社に入って年収750万円、350万円の年収ダウンよ。
藤井さんの年齢が46歳だから後14年働けるわよね。
年収が350万円ダウン×14年=4900万円
1200万円の退職金をもらう為に将来貰える4900万円を失ったのよ。
早期退職して結果的に4900万円ー1200万円=3700万円失ったのよ。
これは、どう考えても間違った行動だと思わない?
藤井さんは退職しなければならない絶対的な理由は無かった。
藤井さんが勤めていた企業は外資系だったけど、退職プログラム(PIP)に入れられている訳でも無く、職場環境は特に問題は無かったみたい。
単純に、MRの経験が豊富だから条件スライドで転職が出来ると思っていたみたいなのよ。
それで上乗せ退職金がもらえるなら早期退職しようって行動したみたい。
この判断に関してはかなりバカよね。
40代後半の生活習慣病経験しかないMRなんて、全く価値がないのにそれが分からなかったみたい。
藤井さんの一番の失敗は退職を決意してから転職エージェントに登録して情報収集を始めていたのよ。
転職をするか問わず、将来のリスクヘッジの為に常にエージェントから最新の情報を入手していたらこのような結果にはならなかったと思うわ。
まとめ
各社実施している早期退職制度だけど、上乗せ退職金だけを見て利用するのはかなりリスク大よ。
常日頃から最新の転職情報を持っていて、早期退職の話があった時に条件にあった転職先が見つかるなら、上乗せ退職金もあるから良いと思うけど。
20代であれば生活習慣病経験しかなくても転職先は多いと思うけど、40代50代の転職は普通にはいかないわよ。
常に最新の転職情報を収集していないと40代になって路頭に迷う事になるからね。
藤井さんは何とか転職先が決まって良かったけど、結果的に生涯獲得賃金はかなり減ったわよ。
転職は直感で動くものでも、上乗せ退職金などの一時的な報酬で動くものでもないわよ。
しっかり、自分にとって良い行動なのか検証してから実行に移すべきね。
その為にも常日頃からの情報収集が大切よ。
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とても参考になります。52歳で外資系製薬会社に23歳で入社以来勤務、生活習慣病領域のみ経験です。早期希望退職プログラムが始まり、上長面談にて残っても転勤、年収3割減、PIP対象を言われました。まだ60歳まで8年もあるので、子供は2人、2人とも成人、学生生活終了しましたが、持ち家無く、勤務によるうつ病発症、復職しましたが現在も通院しております。なんとか踏ん張って残りたい気持ちが一番ですが、ここ数年、業務量増加、デジタル化についていけていない状況があり、悩んでいます。近く募集開始が始まる為、どちらを選択すべきか参考にしたく、もしよろしければアドバイス頂けると幸いです。会社用意転職支援会社パソナに事前相談やハローワークに行きましたが、記事の通り、この年代、性格適正診断結果、私の現状、他会社も早期希望退職プログラム実施していて、就職先が厳しい状況です。長文で申し訳ございません。
ともさん
コメントありがとうございます。
現在の厳しい状況お察しします。
いただいた情報のみで判断することは難しいですが私見を述べさせていただきます。
やるべき事
①会社の人間と話す時には全てボイスレコーダーで音声記録する。メールも同様です。
②会社の休職に対する取り扱いを正確に人事に聞いて理解する。
③エージェント会社に登録する。
ともさんがおっしゃっている通り会社に残る事を前提に行動されるのがまずは賢明だと思います。
PIPが動きだけば必ず会社、ともさんを追い込んできます。その時に、パワハラ・不当解雇と言って
反撃するためにはエビデンスが必要ですので絶対に会話、電話、メール全ての記録は残しておいてください。
過去PIPを受けている人を見ていて感じる事は、なかなか対象者が辞めないと会社もイライラしてきて感情的に
追い込んでくる時があります。そうなればパワハラと反撃できますのでチャンスが生まれます。
52歳でMRをされていれば現在1000万円くらいの年収があると察しますので例え年収が3割減っても700万円。
福利厚生や定年退職金の係数を考えても、充分な報酬と思っていいと思います。転勤においてはMRである以上
人員整理に関わらず付きまとう問題なので割り切ったほうがいいと思います。
極端な言い方をすれば今は「仕事が辛い」という悩み1つだけです。
これに「お金が無い」という悩みが重なったらその時は本当に地獄になると思います。
そのような意味でも、年収3割ダウンしても製薬会社に勤務していれば「お金がない」という
悩みは回避できますので、しがみついたほうが良いと思います。
あとは休職制度の詳細は把握されていますか?
休職中に給与が発生する期間、休職が認められる期間、休職→復職→再び休職などの回数に制限があるのか?
休職の中でも精神疾患者は期間を長く設定している会社もあります。
正しく休職制度を理解すると、安心材料にもなると思いますし、鬱の診断を受けているのであれば追い込まれた時に
一時的に休職避難などの選択肢の可能性も出てきます。
最近の製薬会社が早期退職時に契約する支援会社はパソナが多いです。
使ってはいけない訳ではありませんが、ほとんど役に立たないと思っていたほうが良いです。
パソナが支援会社に選ばれる理由としては正社員の転職支援だけでなく、契約、派遣などの
求人も多く持っているから転職先が見つけやすいからです。
私のパソナの印象は派遣社員の斡旋というイメージです。
派遣は3ヶ月や半年毎の更新ですので日雇い感が半端ないです。
ですのでパソナを使うのではなく転職エージェント会社に複数登録する必要があります。
エージェント会社によって持っている求人は異なります。
エージェントの登録も転職支援も全て無料です。
会社によっては職務経歴書の作成サポートや面接対策をやってくれる会社もあります。
私がブログで紹介しているエージェント会社4社は必須だと個人的には考えています。
まずは現在の会社に残るための防御策を立てるのが賢明です。
音声やメールは必ず残してください。
欲を言えば日記も付ける。何月何日に会社から何と言われてどう感じたかなど。
この日々の日記もエビデンスになります。
これ以上のコメントは、ともさんの個人情報にもなりかねませんので
さらに詳細はやり取りをお望みになられるのであればgmailに個別に連絡ください。
mrnoblog14@gmail.com
鬱の人に「頑張って」と言ってはいけないと言われています。
しかし、ともさんの家族にとって大きなターニングポイントになる瞬間です。
頑張ってください。
戦い方はサポートします。
大変お忙しい中、コメント、アドバイス頂きありがとうございます。とても参考になります。また、サポートのお言葉も頂き感謝致します。よろしければまた連絡させてください。