みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
将来性や生き残るMRになる為には、というテーマで今までオンコロジーMRの事について書いてきました。
今までのリストラの現状や転職情勢などからしても専門領域MRになる事は絶対的に必要な選択だと感じている。
しかし、今日はそのような将来についての展望ではなく、オンコロジーMRになってから「仕事が楽になったな〜!」って感じる事について書いていきますね。
オンコロジーMRになってから楽になった事①訪問目的の捻出
これは特に、このコロナで面会が難しくなっている現状の中で強く感じる。
Web面談を依頼するにしてもネタが必要。
昨今のWeb面談はもちろん、対面面談であってもオンコロジーMRになってからは、訪問ネタが思い浮かばないと悩んだ事がない。
Web面談やアポイント面談の要件に「世間話」と書くわけにはいかないでしょう。
オンコロジーのような常に新しいデータがアップデートされる領域では訪問目的が明確に示せるので仕事がしやすい。
オンコロジーMRになってから楽になった事②新薬の採用申請
病院の採用プロセスって大変ですよね。
①薬剤部にヒアリングを実施して宣伝許可を得る。
→ヒアリングを実施するにあたり既に同種同効薬がある場合は薬剤部がヒアリングを実施してくれないケースが間々ある。
結果、いつまであっても宣伝許可が得られない。
②医者から採用申請書が提出されたら削除品を決める。
→どうにか医者から採用申請が出されても、それで終わらない。
1剤院内採用するのであれば1剤削除品を出さなければならない。
病院によっては1剤採用する際には2剤の削除品を求める施設もある。
自社医薬品で採用はされているが使われていない薬剤があれば選定しやすいが、そのようなケースは稀。
削除品が決まらず採用がなかなか進展しないケースも多い。
③病院側から要求される値引き対応を直接対応出来ないので卸にバックアップする形でフォローする。
→「値引きをしないと採用させない」という病院は多いでしょう。
これら新薬を採用するにあたっては様々なハードルがある。
しかも発売1年(投与制限中)は宣伝許可を出さないと事前に病院長の名前で表明している病院も多い。
これらのプロセスをオンコロジーMRになってから手こずった事がない。
もしかしたら、代替薬も多く、非劣勢で承認されているような抗がん剤では採用に苦労する事はあるかもしれない。
しかし、私は何剤か抗がん剤の上市に携わったが、採用に苦労した事がない。
薬剤部がヒアリングを実施しないと言ってきても医者が目の前の患者が生きる為に臨時でも申請してしまう。
医者がいますぐ癌患者の為に使うと言っている状況で薬剤部は、宣伝許可も削除品も値引きも、そんな事を言ってる場合じゃないでしょう。
オンコロジーMRになってから楽になった事③MS、卸対応
MSでも、もちろん良い人は多い。
新人の時によく遊んだMSもいる。
数字に困った時にある薬局に10万錠詰めて助けてくれたMSは今でも感謝している。
でも、一般的には煩わしいですよね。
毎朝、特別な用事がある訳でもないのに卸に訪問する。
クリニックだとMSが採用も説明会も院内イベントも全て牛耳っているケースもある。
なぜが自分が偉いと勘違いしているMSもいる。
オンコロジーMRになってから、煩わしいMSの相手をしなくて良いのは素晴らしいと感じている。
抗がん剤は金額が高いので逆に卸の支店長から「一緒にやらせてください」みたいに頭を下げられる事もある。
訪問目的捻出、宣伝許可、値引き対応、MS対応、不要な人間関係、オンコロジーMRになって無くなったストレスのまとめ
将来性とかMRの価値とか今日はそのような話ではない。
単純に生活習慣病MRからオンコロジーMRになってから仕事が楽になった。
やはりオンコロジーMRは薬剤のポテンシャルで勝負が出来るのが良い。
逆を言えば、薬剤のポテンシャルで勝負が出来ない薬だと、訪問目的を考えたり、採用プロセスで苦労したり、不必要な人間関係を重視したし苦労が多い。
今の仕事が辛いと感じたら専門領域MRにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
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