みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
「MR不要論」「MR削減論」様々なネガティブな事が最近、言われている。
個人的にはMRの減少トレンドはもうしばらく続くと思うけど、MRが不要になって絶滅するとは思っていない。
生き残るMRになるために専門領域MRになる事をブログなどで推奨すると必ず反論が来る。
「オンコロジーMRも生活習慣病MRも大差がない。」
このようなコメントはいただきます。
この発言をする人は100%合っていますよ。
今日はそこについて書いていきますね。
専門領域MRも生活習慣病MRも大差がなく共に不要な職業だ!だって。
以前、このような記事を書きました。
生活習慣病MRに「将来性がない」と言うと、受け入れたくない生活習慣病MRが必ず言う事
この記事を書いた後に個別に数通メールをいただきました。
「私は現在オンコロジーMRだけど、生活習慣病MRとの差など無く共に抹殺される運命だ。オンコロジーMRの立場から言っているんだから間違いない。」
みたいな、コメント。
このオンコロジーMRさんのコメントは100%正しいわ。
だって、このオンコロジーMRさんは生活習慣病MRとの差を感じれない程度のMR活動しか出来ていないんだから未来は無いという考えは間違いない。
私の言葉足らずの推奨がいけなったのかもしれないけど、オンコロジーMRになったから生活習慣病MRよりもOS(生存期間)が必ず伸びるのではない。
オンコロジーMRになっても、生活習慣病MR時代と同様に製品コールして関係構築に注力しているようなMR活動をしていれば、そりゃー未来はないわ。
オンコロジーMRになれればゴールではない。
私の中では当たり前の事だったんだけど、意外と勘違いしている人が多かった。
オンコロジーMRになれれば将来安泰な訳がない。
日々、努力をして医者から相談されるような専門知識、スキルを持ったMRでなければオンコロジーMRでも生活習慣病MRでも大差は無いでしょう。
なのでオンコロジーMRをやっている人で生活習慣病MRと大差がないと思っている人は、領域の問題ではなく、その人の仕事の取り組み方が生活習慣病MRから脱していないって事に気付いた方が良いと思う。
AIが進化してもなくならない職業には定義がある。
少し話が逸れるかもしれないけどAIの進歩に伴って10年後の日本では現在の49%の仕事は自動化されると言われている。
その中でAIが進歩しても自動化が難しい職業には3つの定義があると言われている。
「創造的思考」
「ソーシャル・インテリジェンス」
「非定型」
細かくは別の記事で改めて紹介していきますね。
オンコロジーのような、まだまだ研究途中で克服が出来ない分野では「非定型」な事が多々起きる。
抗がん剤の組み合わせ、使う順番など明確になっていない事も多く、毒性のマネージメントの理解や説得には高度なコミニュケーションが必要となる。
人海戦術で製品コールをする事がビジネスの骨格になっている生活習慣病MRに上記の3つのポイントがあてはまるか?
製品コールだけであれば、それこそAIの進歩によって絶滅する職業になるでしょう。
この生活習慣病MRとオンコロジーMRに差を感じないオンコロジーMRはやっぱり、その人の仕事のスキルの問題が大きいと言わざるを得ない。
オンコロジーMRも生活習慣病MRも大差がないと思っているオンコロジーMRはそうなんだと思うのまとめ
生活習慣病MRが「不要なのは俺たちだけじゃなく、オンコロジーMRも同じだ」と騒ぎ立てるのは良くある話。
しかし、最近ではオンコロジーMRが「生活習慣病MRとオンコロジーMRは大差がない。オンコロジーMRの俺が言っているんだから間違いない」との声も聞く。
そう言っているオンコロジーMRさんは、そうなんだと思うわ。
でもそれは領域の話ではなく、オンコロジーMRになっても生活習慣病MRと変わらない程度のMR活動しか出来ていない、そのMRの活動の質がが要因なのに気付いた方が良い。
厚生労働省の労働政策審議会で議論された資料にAIの進歩によって自動化される仕事が明記されている。
AIと共存する未来 ~AI時代の人材~(厚生労働省HPより)
ここで自動化が難しい職業として「創造的思考」「ソーシャル・インテリジェンス」「非定型」が必要と記載されている。
このような事を使うMR活動をするのには生活習慣病MRよりもオンコロジーMRの方がやりやすいよって話。
オンコロジーMRになっても生活習慣病MRのような活動しかしていないオンコロジーMRは未来はないし、そりゃー生活習慣病MRと大差はないわ。
頑張って生き残るMRになりましょう。