みなさんこんにちは
現役オンコロジー(抗がん剤)専門MRのゆってぃーよ。
同じエリアをまわっている仲良しMR君と将来について情報交換してきたわ。
仲良しMR君を仮名で大森君と命名するわね。
その大森君は絶賛、転職活動実施中らしいわ。
国内大手製薬会社に新卒で入社して一見、人生の勝ち組のような生活をしているのになぜ転職活動をしているか教えてもらってきたわ。
ここからは大森君の考えをそのまま転記させてもらうわね。
社内出世を望むMRが転職すべきたった1つの理由
私はMRとして国内大手製薬会社に新卒入社しました。
私が働く製薬会社は新卒の同期MRだけでも100人を超え、国内でも指折りの安定した大企業です。
安定した大企業だけに、定年まで勤めることを当たり前に思っている社員は多く、そんな彼らの関心ごとは専ら社内出世です。
同期の誰よりもこの会社で一番偉くなりたい。
そんな想いを思った社員が多いだけに、年に一度の人事考課の時期に同期同士のグループメールにおいて
・中国支店の田中が課長になったらしい。
・横浜支店の工藤が大学担当になるらしい。
・四国に飛んだ渡部がマーケティング部配属で本社に行くらしい
など、非公式の人事通報が飛び交います。
私自身、入社3年目くらいまではこの人事通報を興味津々に見ていたほど社内出世を望む側でしたが、入社7年目の今現在、社内出世に全くと言っていいほど興味がありません。
なぜなら、社内で出世活動に励むよりも市場価値の高い領域でのMR経験を積み、他社に転職をする方が容易に年収も上がり、出世ができることを知ったからです。
まず年収を社内であげるためには良い営業成績を残すことに加え、上司へのごますりも必要です。
しかし、他の製薬会社に転職すれば基本的に年収はあがります。
なぜなら、製薬会社が転職者を募集するのは自社にはない能力を持つ人材が欲しいからであり、その人材に対して現在の製薬会社が支払う報酬以上の対価を支払うからです。
つまり、転職で年収をあげるためには他の製薬会社が求めるスキル、経験を有していればいいのです。
そのため、給料を上げたいMRが社内で重視すべきことは出世よりも経験、スキルです。
例えば、最近ですと大学病院担当のオンコロジーMR経験者は転職市場でその価値が評価されてますので、社内出世よりも社内異動は給料をあげる意味で大切です。
次に出世ですが市場価値の高い領域での経験を積み、給料をあげることで自ずと出世は可能になります。
例えば、私が働く国内大手製薬会社は希少疾患、オンコロジーなど新規領域へビジネスを拡大中です。
そのため、希少疾患、オンコロジー領域での経験を有する人材が社内にいないために、他社から高い年収かつある程度のポジションを約束されて入社した人材で溢れています。
同時に、転職組に対する生え抜き社員の不満も溢れています。
他社から転職してきた人材はその経験だけで容易に給料、ある程度のポジションを手にしていますから。
以上の経験より、私は社内で出世に励むよりも、市場価値の高い領域でのMR経験を積み、他社に転職をして年収をあげる方が、容易に社内出世できる可能性が高いことに気づいたのです。
大森君は新卒国内大手製薬会社MRらしくない優秀な考えを持っているわね。
国内大手に新卒で入社すると会社のネームバリューに固執して外の世界を敬遠しがちよね。
国内企業って社内営業が上手い人が出世して行く印象が強いわね。
しょうもない上司のカラオケに付き合ったり、上司の名前を使ったゴルフコンペ「○○杯ゴルフ大会」なんて命名して幹事をしたり、必死に上司のご機嫌取りをしないと、なかなか出世の順番が回ってこないわよね。
そんなしょうもない社内営業をして年収を上げるくらいだったらMRの戦闘能力を高めて、高い報酬と高い職位を用意してくれる会社に移籍した方が賢いわよね。
近い将来、大森君は国内大手製薬会社を捨ててキャリアップして行くと思うわ。
まとめ
生え抜き組よりも転職組みの方が良い報酬、良い職位って事が多くあるわ。
そりゃー生え抜き組みは不満爆発よね。
不満があるなら、転職すれば良いのよ。
青春時代を犠牲にして勉強に励んで勝ち取った大手製薬会社かもしれないけど、そんなの全く市場価値ないわよ。
MRとしての戦闘能力を高めれば、私みたいなFランク大学卒業者でも大手製薬会社に高待遇で入社出来るんだから。
ちなみに私は大学受験の勉強時間は3時間くらいよ。
マークシートの塗り方の練習くらいしかしていないわよ。
一般受験でも定員割れしていたから、受験したら全員合格したのよ。
そんな私は現在、大手製薬会社で年収1150万円の報酬をもらっているわ。