みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
最近、私の周りのMRが転職していっている。
この現状を客観的に考えて感じることがある。
MRという職業が本当にハイスペックな職業になっているという事。
今日はこのことについて考えていきたい。
MRとして通用しない人間は自分の実力を棚に上げてMRという職業のせいにして逃げ出す。
MRなんて何の役にも立たない仕事
MRをしていても何のスキルにもならない
MRの将来性はない
MRの仕事は社内アピールだけで嫌気がした
こんな建前を行って、あたかもMRという職業に問題があるかのうように会社を去っていく人間がいる。
そして、そのようなMRの大抵は、社内で評価をされておらず、くすぶっていた人達。
否定的なコメントあげれば、どのような職業でも否定できる。
将来安泰の業界、職業なんて存在しない。
だからこそ日々、努力していかなければならないのだ。
いわずもなが、このような事をいってMRを否定して辞めて行った人達はMRとして付いていけず逃げした人達だ。
日本においては職業選択の自由が保障されているので、合わなければ辞めれば良い。
自分にとってはレベルの高い仕事であるなら、自分の実力にあった職業に転職する選択は間違っていない。
しかし、その際には客観的な自己分析が出来ないと、また他責にして仕事に行き詰まったら辞めるだろう。
MRの仕事はとてもレベルが高い仕事に変わってしまった。
15年前は、コール回数、接待などのイベント量で実績を稼ぐことが容易に出来た。
ちょうど私も15年前にプライベートを完全犠牲にして、ずぶずぶに医者とMSに自分の時間を捧げて2年連続全国1位になったことがある。
このような仕事は今は何の役に立たず、この頃の感覚しか持っていないMRは、今は何にも出来なくなってMRの存在価値がないと言う。
今は、そのような仕事は一切求められてない。
現在のMRが活躍し続けるには、いくつかの要件があると感じる。
①必要な薬剤を取り扱う会社で働く。
→現在の会社が、必要性の高い薬剤を取り扱っていないのであれば転職が必要だと感じている。
②圧倒的な学術知識のアップデート。
→私は毎日必ずPubmedで担当製品に関わる最新文献は調べている。学会情報、ガイドライン、日々勉強する項目は大変多いと感じている。
③医師という多忙の人間を顧客にもつ為に空気を察知する能力。
→会社の指示と顧客のニーズを理解する。(本音と建前)
④「処方依頼」ではなく「処方提案」
→処方してください!などという時代は終わった。必要な薬剤であれば必ず使われる。大切な事はいち早く「必要な薬剤」と認識してもらう事。
これらの事を確実に日々、取り組む事は容易ではない。
なので現代のMRについていけない人達は、MRという職業がダメなんだと意味不明な事を言い、自分の実力の無さを棚に上げてネガティブな事を言っている。
MRの仕事に付いていけず辞めると言えばまだ、先があると思うが、他責して辞めていく人は、また同じ事を繰り返す。
そして何よりも、その光景がめちゃくちゃダサい。
MRとして活躍出来ている人は誰も羨むような転職を業界問わずしている。
MRのポジティブな転職についてはまた改めて記事にしていきたいと考えている。
MRとして輝きを放っている人の転職も最近よく見る。
この2年くらいで私の周りで「前向きだな〜」と感じる転職は、ざっとこんな感じた。
・大手総合商社
・大手広告代理店
・外資系コンサル
・M&A企業
・年収120万UPで専門領域MR
・KAM、MSL
これらの職業が安泰とかMRよりも良いと言いたいわけではない。
最も言いたい事はMRというハイスペックな職業で活躍している人は、MR以外の様々な職業に転職出来るという事だ。
MRから他業界の転職は外資系生命保険くらいしかないというコメントを見た事はある。
その意見は100%正解だ。
外資系生命保険会社くらいにしか転職できな低戦闘能力MRは、それくらいしか選択出来ないのだから。
MRは本当にハイスペックな職業になったと感じる。そりゃ〜通用しない人は逃げ出すわのまとめ。
MRは本当にレベルが高くなった。
15年前の仕事と今の仕事は全く異なるものになっている。
MRには多くのルール、規制があり出来ないことも多い。
だからこそ、出来ない理由を並べる事は簡単な事だ。
その中で、顧客に会いたいと思ってもらえる人間にならなければならない。
私は、まだまだそのような優秀なMRにはなっていない。
だからこそ、日々研鑽が大切だと感じている。
また、だからこそMRという職業の否定をして辞めていく人間を見ると心底ダサいと感じる。