みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日の記事にも書かせてもらったけど、私はちょっとした異動があったんですよ。
担当施設が変わった事はもちろん、上司も変わった。
新しい上司の第一印象は人当たりが良くで良い人。
最近までMRをしていたので現場感覚もしっかりと持っている。
働きやすい営業所に異動できたな〜と感じていました。
働きやすい環境である事に大きな間違いは無いんだけど、営業所に少し不穏な空気がある事にすぐに気づいた。
今日はこの事について書いていきたいと思います。
部下の支持率が下がる事を最も恐る所長ちゃん
新しい営業所の所長ちゃんは良い人である事は間違いない。
しかも2年前までMRをしていたので、またまだ現場感覚もある。
会社が意味不明に言ってくる無理難題も現場に即した状態で咀嚼してくれるので働きやすい。
しかし、この所長ちゃんが働く上でのプライマリーエンドポイントは部下からの支持率。
「MRから嫌われたくない」
なので注意が出来ず、チームとしても纏まりもモラルもない。
個人的には、好き勝手やらせてもらえるのでとても良いと感じているが、頑張っている若手MRなどからは逆に不満が沸騰している。
販売実績の良し悪しではない。
行動面の話で、前向きに取り組んでいる人とテキトーに流しながら仕事をする人がいる。
支持率重視所長においては、テキトーに流しながら仕事する人に注意もせずに肯定するものだから、懸命に前向きに取り組んでいる人がバカを見る結果になっている。
やっぱり所長には管理能力とリーダーシップだけでなくMRの腕力も必要だと思う。
うちの所長ちゃんは管理はしっかりとしてくれる。
勤怠や活動入力などを定期的にリマインドしてくれているので、基本行動で抜け漏れなく働けている。
しかし、リーダーシップとMRとしての腕力が圧倒的に足りない。
私もマネージャー研修でリーダーシップ論を受講するが、リーダーシップを座学で学問のように学んでも、スキルとしては備わらないと感じる。
学生時代の部活や仲間のグループ活動でリードしてきた経験などが一切ない人が、座学でリーダーシップ論なるものを学んだとて、無理でしょう。
そう考えた時には、就活で体育会が優遇されるという話も納得出来る。
そして、所長はMRではないので、MR力を必ずとも必要としないという考えもあるかもしれないが、やっぱりMR目線で言えば所長にMRとしての腕力が無いと、心のどこかでバカにしてしまう。
大学教授に交渉が必要な大事な面会でも立ているだけ
講演会の控え室でKOLがいるのにも関わらず立っているだけ
MRからしたら、所長から薬剤の情報提供をしてほしいなんで思っておらず、重要場面で折衝が出来たり、会社のレピュテーションが向上する立ち振る舞いを期待する。
簡単に言えば、所長であっても顧客に強くならなければ同行しても迷惑なだけだ。
ポンコツ所長が大半な中で、事なかれ主義の支持率第一主義所長はマシなのかもしれない
支持率を気にして、注意が出来ない所長。
怠慢なMRを野放しにするという事は、その行動を肯定する事になってしまう。
そうなると、本当に頑張っている人のモチベーションを削いでしまう事も気付くべきだと思う。
だから支持率を気にするばかり結果的には怠慢MRからは支持され、頑張っているMRから不支持になる。
結果、営業所としてのまとまりも、本当に評価すべき人のモチベーションも下げてチーム運営は成立していない。
と、色々と書かせてもらったが実際、マネージメントが出来て、リーダーシップがあり、MRの腕力が備わっている所長は全体の何%くらいいるのだろうか?
トラブルを起こさないだけも良しと考えるのは正解なのかもしれない。
部下の支持率を最重要視する所長ちゃんの話のまとめ
部下の支持率を重視するばかり、懸命に取り組んでいるMRからの支持率を失っている、うちの所長ちゃん。
真の支持率とは何かを操作して上がるものではなく、所長自身の行動が反映されるということを忘れてはならない。
怠慢な行動をとるMRに改善指導をした事で支持率が下がるのであれば、根本的な所長としての威厳がないことの表れだと思う。
所長は、メンバーをゴールに向かって導くのが使命なはずだ。
事なかれ主義でチームを運営していてゴールに進むのだろうか?
しかし、事なかれ主義運営でも顧客に迷惑をかけたりトラブルを起こさないだけでもマシなのかもしれない。