みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
オンラインを使ったMR活動はすっかり定着したと言って良いでしょうね。
Web面談、Web講演会、Web説明会などなど。
医療従事者にとってもWebを介して、コミニュケーションを取ったり情報を収集するのは当たり前になっている。
オンライン診療も始まっている現在にとってはデジタルを活用できなければMRだけでなく医療従事者も今後は厳しくなってくる。
その中で今日はWeb説明会の話。
Web説明会を実施する中でお昼の時間帯を拘束して説明させてもらうのでWebであっても参加してくれる先生には弁当を提供しても良いですか?
こんな質問を以前、後輩MRからいただきました。
弊社は結果NGだったんだけど、会社によっては提供出来るところもあると聞いてびっくりした。
そんな中、医療用医薬品製造販売業公正取引協議会から正式にWeb説明会の弁当提供に対して見解は発表されました。
そもそもMRが医者に向けて説明会を開催するのは本当に弁当が提供して良いの?
医療用医薬品製造販売業公正取引協議会は下記のようにMRの説明会時の弁当提供には下記のように言っている。
医薬情報担当者等による自社医薬品の説明会(医局説明会等)は、 下記のルールに基づき開催すること
説明会に伴う茶菓・弁当については
・開催時間中に
・お集まり頂いた医療担当者の皆様に限り
・食事時間帯の場合はお弁当を 提供できるとしています。
公取協のHPは一度、MRであれば目を通しておいた方が良いと思う。
食事を取る時間帯にMRが説明会を実施するのであれば弁当は提供する事が認められている。
公取協は上限3,000円と設定しているが会社によっては上限1,500円や2,000円など厳しく設定している。
3000円の弁当が華美過大にならないのかという議論は別として、食事を取る時間帯にMRが説明する時に弁当が提供できるのであれば対面でもWebでも理論は変わらないと感じる。
しかし、
非常事態に乗じて弁当提供のルールを緩和・拡大解釈してはならない。
個別医療機関に寄付金、コロナ対策でも認めずメーカー公取協が見解、弁当提供ルールの拡大解釈にも警鐘(日刊薬業)
実際に公取協にWeb説明会時に弁当提供して良いのか、製薬会社から質問があるらしい。
そこでの公取協の回答としては「非常事態に乗じて弁当提供のルールを緩和・拡大解釈しようとする事は、あってはならない」と警鐘を鳴らた。
ただ本来、弁当を提供する目的が医者の食事の時間を奪ってしまうと言う事があったはず。
その目的で弁当を提供するのであれば対面でもWebでも同じ事。
でも公取協はWeb説明会で弁当を提供する事がダメだと言った。
これはきっと公取協がそもそも、説明会に弁当を提供する事自体、対面であっても禁止したいという気持ちがあるので、Web説明会まで提供OKと広げる事をしたくないという趣旨があるんだと思う。
早く説明会の弁当提供なんて禁止になれば良い。
「勉強会」なのか「弁当会」なのか分からないMRの説明会時の弁当提供なんて早く禁止になれば良い。
そうすれば変な誤解は受けなくて済むし医者としても無駄な時間を過ごさなくて良い。
本当に必要な情報であれば、弁当なんか出さなくても医者は聞いてくれる。
弁当を餌に説明会の時間を確保するなんて医学者を冒瀆していると思う。
私はコロナで弁当提供が出来ない中でも説明会を月に1〜2回は実施していた。
医者として「このMRの話なら聞いてみたい。」「この製品の情報は聞いておかないとならない」と感じてもらえば弁当なんか無くても時間は取ってくれる。
Web説明会の実施で弁当提供は出来るか?の質問に対する公取協からの回答の話のまとめ
Webを介したMR活動が当たり前になっている中でWeb説明会を開催する機会は増えてきた。
その中で公取協が明確にWeb説明会時に弁当提供する事はNGと言った。
それで良いと思う。
弁当なんか出さなくても必要な情報であれば医者は時間を取ってMRを話を聞いてくれる。
弁当が目的になっている説明会なんて確かに不適切だし誤解を招く。