みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
今週は新人マネージャー達が定期的に受けさせられている研修がありました。
オンラインで2日間に渡ってみっちりやりましたよ。
2日間という長さには違和感があったものの、内容自体は結構勉強になった。
マネージャーというか、その以前のMRに必要なスキルだとも感じた。
今日はこの事について解説していきます。
マネージャー研修のテーマ「アサーティブ・コミュニケーション」
みなさんは「アサーティブ・コミュニケーション」という言葉はご存知でしょうか?
一言で書くとこんな感じです。
「自分と相手を同等に尊重しながらも自身の意見や気持ちを適切に表現すること」
皆さんの周りにもこんなMRはいないだろうか?
会議などで自分の思い通りにならないと、ギャ〜!と騒ぎだすMR
医者から無理難題を要求された時に交渉できずその場凌ぎの対応をして結果、炎上させるMR
このようなMRはアサーティブ・コミュニケーション力が不足している。
きっと、この言葉を知らなくとも営業感覚・組織感覚力もっと言えば普通のコミュニケーションが出来る人であれば無意識にしている事かもしれない。
しかし感覚ではなく、スキル・技術として身につける事が出来れば、人に教えてあげる事も出来るし、いかなる環境であっても再現性ある行動が出来る。
アサーティブ・コミュニケーションは傾聴・空気を読む・優しさが大事
「そんなの当たり前だ!」と言われてしまえば、それまでかもしれない。
しかし、とっさに判断しなければならない時、もしくは頭に血が上って冷静な判断ができない時には、考える項目を事前に整理しておけば間違いがない。
アサーティブ・コミュニケーションに大切な事
・その状況、環境に適した表現
→会議の場で乱暴な言葉使いをしたり、仕事のやり取りでタメ口をいきなり使うなどは頭が悪い。
その場、その場に適した正しい表現が大切であることを忘れてはならない。
・相手の気持ちや意見を受け止める。
→相手が理不尽な事を言ってきたとしても、頭ごなしに否定するのではなく「なぜ、そのような意見を言っているのか?」相手の気持ちに立つ事が大切だ。
・自分の気持ちや意見をはっきりと主張できる。
→日本人が苦手な事かもしれない。
しかし、煮え切らない表現で伝えても相手は理解出来ない。
自分の気持ちは相手に誤解がないように明確に伝える。
・相手と意見が対立しても、お互いが納得できる結論を導くことができる。
→ここが一番のポイントだ。
相手の要求と自分の希望や出来る事に齟齬があった場合、互いに納得が出来る妥結ポイントを折衝する。
100点ではないけれども結果「それであれば仕方ない」と互いに思える状態。
より具体的に実践する為にはDESC(ディスク)法という重要なポイントがある。
Describe(事実を描写する)
→まずは感情を排除して客観的に事象を明確にする。
Explain(気持ちを説明する)
→なぜそう感じるのかを明確に伝える。(その際に攻撃性や感情論は不要)
Specify(求めるものを提案する)
→具体的に自分が求める事を明確に伝える。
Choose(相手の反応に対する行動を選択する)
→相手の反応によって自分がどのような行動を取るか伝える。
今回のマネージャー研修は勉強になった。MRには必要なスキルと感じた話のまとめ
MRとしてセンスが良いなって思う人は、思い返すとアサーティブ・コミュニケーションが出来ている。
やはり感覚的に物事を捌いてしまうと、その時の状況や自分の精神状態によって行動が変わってきてしまう。
また、自分自身が出来たとしても後輩や部下、周りのメンバーにアサーティブ・コミュニケーションというスキルを教えてあげる事が出来ない。
今回の研修でセンス、感覚ではなくスキルとして身につける事が出来ると学んだ事が大変勉強になった。
自分自身もこのスキルを磨いていきたいし、メンバー育成の為にも周りに身につけられるスキルとして教えてあげたい。
この研修前にプレリードしておくように配られた本を共有しておきます。