みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
昨日ある事で所長ちゃんに絡まれました。
全くたいした内容ではないんだけど「営業の嗅覚が無い人は、このような一辺倒な考え方しか出来ないんだな〜」って、ある意味勉強になった。
今日はこの事について解説していきますね。
Web面談を会社の会議室で実施して出てきたタイミングで所長ちゃんが絡んできた。
昨日のお話です。
私が担当しているDr(仮名:金子先生)とWeb面談を会社の会議室でしました。
金子先生は、気さくだけれども論理的で会話のテンポが早いDr。
この会話のテンポにしっかりハマれば、プライベートな話を含めて1時間くらいの面談になる。
私は常々、顧客と仲良くなる為には、その場の雰囲気や空気を敏感に察知して対応する嗅覚が必要だと思っている。
金子先生は不必要にかしこまったり、冗談を言っているのに真顔で回答したり、テンポがズレる事を極端に嫌う。
そんな性格のDrだからこそ、あえてノーネクタイのクールビズスタイルでWeb面談を実施した。
面談は想定通りうまく行った。
・論文の執筆が進んでいない事
・当直が理不尽に多い事
・子供のがもうすぐ夏休みになるから家庭が忙しくなる事
・まだ公になっていない医局内人事情報
などなど
薬剤以外の話も多く教えてもらって大変、有意義な面会になった。
金子先生とのWeb面談は会社の会議室で実施した。
面談が終わって会議室を出てフリースペースに戻ったタイミングで所長ちゃんが私のところにやってきて絡んできた。
「お前は先生との面会でネクタイも結ばないのか!ビジネスマナーを学び直した方がいい。」
だって。
MRが医者と面談する時にはネクタイを結ぶ以外の選択肢は無いと思っている人間に対して「意図的に少し崩して距離感縮める作戦です」といった所で微塵も伝わらない。
礼儀過多になり過ぎると、逆にぎこちなくなる事も理解出来たら良いけどね
対人コミュニケーションの基本は相手のテンションに合わせる事。
相手が真剣な表情で対応しているのであれば、自分の同じ表情で対応する。
逆も然りだ。
せっかく先生がくだけて話しかけてくれるのに、礼儀を重んじすぎてテンションにギャップが生まれたら残念しかない。
かしこまり過ぎると息苦しいし、面談が楽しくないと感じる医者にとっては、意図的に少しくずして距離感を縮めるセンスも必要だ。
きっと、この辺の嗅覚は生活習慣病MRの方が長けていると思うし、実際私も生活習慣病MR時代に培われたセンスだと感じる。
メールも同様で返信の度に「〇〇先生御侍史」など書いていたらいつまで経っても距離が縮まらない。
面会も同様にメールでも同じようなシーンを見かける事がある。
せっかく、先生がくだけた言葉を使ってくれたり「!」や「(笑)」や絵文字を使ってくれているのにも関わらず、一切の反応を示さず完全スルーするMR・・・
メールのキャッチボールが発生して返信の「御侍史」と付けるMR・・・
こんな感じでは距離は縮まらないし、かしこまり過ぎると相手に逆にストレスを与えてしまうことも忘れてはいけない。
特に相手が、くだけているのに、こっちが完全スルーで礼儀を重んじるという名のビジネスライクな対応をしてしまえば、先生をスベらせた事と同じだ。
なので、私はもちろん相手を見極めての話だが意図的に「!」などはよく使う。
ノーネクタイのクールビズスタイルでWeb面談したら所長ちゃんが怒りだしてきた話のまとめ
大丈夫だと思うが一応、念を押しておくと、全ての医者に対して崩してフランクに接するべきという話ではない。
もちろん、医者によっては初めから最後まで1ミリも隙を見せずに礼儀作法を重んじる必要があるDrもいる。
今回のケースは、相手がかしこまり過ぎすことを嫌い、対等に付き合うことを望む医者のケースだ。
このように相手のニーズやキャラクターを把握して接し方を変える事は営業であれば当たり前の事だと感じる。
それでも残念ながら通り一辺倒な対応が一番という価値観を持っている人も存在する。
これでは厳しいだろうな。
特に今の時代は接待が出来るわけでもなしい、廊下で世間話が出来る環境でもない。
だからこそ、少しの工夫でDrとの距離感を縮めるアプローチは大切だ。