みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
昨日は営業所会議でした。
コロナになってから営業所会議がほぼWebになった。
Webだと、聞いているフリして全く違う事が出来るから大変、助かっています。
そんな中でWeb特有の弊害としては、誰でも気軽に参加出来てしまう事だと思う。
昨日の営業所会議でも、通常ならば絶対にこないだろう営業部長が参加してきた。
気持ち悪い精神論と、「社員を守る」などの綺麗事を散々並べた後に、最後の最後の本心を出してきた。
今日はこの事について紹介していきます。
「MRの皆さんの健康が最も大切です。」だって。
この営業部長が会議の冒頭でお話を始めました。
色々と話していたので、箇条書きするとこんな感じた。
コロナで大変な中、MR活動ありがとう。
仕事は是非とも楽しんで欲しい。
MRの皆さんが幸せでなければ会社は発展しない。
社員の健康が最も大切だ。
気持ち良さそうな表情で、こんな綺麗事を並べて自分に酔っている感じだった。
そして最後にこんな事を言い出した。
「緊急事態宣言が延長されている状況でもあるので、感染リスクのある場所への訪問は慎むように。可能な限り外食も控えて欲しい。」
業務外の行動に対しては会社は制限する事が出来ないので、あくまでも、お願いというスタンスではあった。
社員を感染から守りたいがための言葉だと言わんばかりの発言だった。
しかし、その後に会議が進むにつれて本心が出始めた。
医者との面談数が少ないから、どうすれば病院に訪問して面会出来るか考えなさい。
社員を感染から守りたいといって「感染リスクのある場所に行かないでほしい」といった営業部長が「どうしたら病院に訪問できるか考えろ」って、いけしゃあしゃあと言って述べた。
私の営業所はオンコロジーチームなので、基本的には大学病院や基幹病院がターゲット施設になる。
大学病院や基幹病院はコロナ感染患者を受け入れて、必死に診療に当たってくれている。
なので、この施設への訪問は間違いなく感染リスクと言って良いでしょう。
プライベートで感染リスクのある場所には行くな、と言った部長が仕事であれば感染リスクがある場所に行けと指示している。
どういう事を意味しているかと言うと、社員の健康なんて微塵も思っていないって事だ。
社員を感染リスクにさらしても病院に訪問させて売り上げをUPさせたい。
これが、会社の本心なんだと思う。
私のように業界歴が長いMRにとっては「はいはい、いつも通りだ」って聞き流せる。
しかし、まだ経験が少ない純粋さを持っている若手MRからしたら、この矛盾しまくっているコメントに頭を悩ますだろう。
「感染リスクがある場所への訪問は当面控えるよう」にと言った部長が「病院にはいけ」と言う矛盾のまとめ
会社なんて社員の健康なんて興味ないんですよ。
自社品の売り上げがUPすればそれで良いんだと思う。
だからこそ、社員を感染リスクに晒したくないからプライベートの活動も自粛するように言ってくるくせして、コロナ患者を受け入れている病院に理由を付けて訪問してこいと言ってくる。
今までも製薬会社は表面上は「患者様の為に」と言いながら悪い事を平気でやってきている。
私のブログのカテゴリー→製薬会社事件簿で是非、ふり返ってほしい。
純粋な気持ちだけを持ってMRを続けると会社の本心が見えた時に心を痛める。
会社の言ってる綺麗事を決して鵜呑みにしてはいけない。