みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
皆さんが高校時代にめちゃくちゃ勉強出来たら大学をどこに選びますか?
また大学だけではなく学部はどこを選びますか?
昔、担当していた仲良しDrから息子さんの話を聞いてきたので書いていくわね。
勉強が出来るだけで医学部を目指すのは可哀想すぎる。
医学部に入学するって大変なんだと思う。
掛け替えのない青春時代を全て放棄して勉強する人が多い。
何浪もして多額な借金を抱えて入学する人も多い。
このように苦労してやっと入学出来た人達は医師と言う職業に思い入れが強いと思う。
でもね稀に勉強が得意な「天才」と言われる人達もいる。
この人達は勉強が出来ると言う理由だけで医学部の進学を周りに勧められて、そのまま入学してしまう。
こう言う人達が不幸になってしまうみたいよ。
医師と言う職業は志がないと挫折する厳しい職業
医者にどのようはイメージを抱きますか?
・人の命を救う事の出来る職業
・人に感謝されて社会的地位のある職業
・高給取りの職業
これらの事は間違ってないけど断片的な側面よね。
正しくは
・人の命を救えなければ責任を負わされる職業
・夜勤の当直バイトなどを勤しまないと稼げない職業
・ワークライフバランスなどの言葉は通用しない職業
・PHSでいつ呼び出されるか分からないので休日でも心が休まらない職業
医師と言う職業は超激務で責任も重い。バイトしないと稼げない職業。
たしかに医学者としてまた臨床医として医学の発展や人々の健康に貢献出来る崇高な職業であると思う。
でも医師と言う職業の大変さを理解せずに、勉強が出来るだけで医学部に進学するのはリスキーな選択だと思う。
医者の息子は国立医学部を卒業して外資系一般企業に入社した
昔、担当していた金子先生(仮名)数年ぶりに会いまた。
金子先生の息子さんは地方の国立大学医学部の学生でした。
息子さんは幼い時からめちゃくちゃ勉強が出来て、塾も家庭教師も行ったことが無く独学で現役国立大学医学部に入学したのよ。
無事6年間で医学部を卒業したけど就職は病院ではなく一般企業。
当然、職業も医師でなく会社員。
その選択をした理由は医者になりないと思った事が無く医学部に入学してしまったから。
実際、父(金子先生)の働き方を見ていて自分には出来ないと思ったからだって。
就職前に適正に気付けた医学生はまだ良かった
金子先生の息子さんのように卒業前に自分の適正に気付いて、一般企業に就職する人はまだ良かったと思う。
不幸な人は、何も考えず医学部に入学してそのまま医者になってから後悔する人。
医者になったは良いが、職業に思い入れもないし、激務だし、安給だし辛いみたいな。
この人も不幸だし、この人に診察される患者も不幸よね。
勉強が出来るだけで医学部を目指すのは可哀想過ぎる話のまとめ
普通は医学部に入学するには並大抵の努力では入れない。
寿命を削って勉強して医学部に入学する人達は医師と言う職業に強い思い入れがあるので過酷な職場である医師と言う職業を全う出来る。
稀にいる努力せずに勉強が出来てしまう天才肌の人が医師になると不幸になるのだと先生の息子の話を聞いて思った。
医者と言う職業はどのようなものかを理解してチャレンジするべきだと思う。
過去にこのような記事も書きました。
MRを目指す新卒学生や若手MRにとっては必読書「医者とはどういう職業か」
白い巨塔の医療監修をしている國頭英夫先生の著者
これを読むと医師と言う職業がいかに大変な仕事であるか良く分かる。
今日、とある大学教授が言っていた言葉「金持ちになりたいなら医師は選ばない」って言ってたな。