みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
今日は幼稚園児に対して諭すような話をしていきます。
年を取ると、感性が劣化していくのか?
このように感じる事がありましたので紹介していきます。
「毎日最低、8人にはメールを送りなさい」
みなさんの担当エリアのコロナ状況はいかがですか?
私の営業所のエリアはコロナ感染が猛威を奮っています。
私は、幸いにして訪問すべき先生の30%くらいはフィジカル面会が出来ているので恵まれた環境だと思う。
同じ営業所には訪問出来る施設は0で、全てオンラインの活動になっているMRもいる。
Web面談はだいぶ受け入れ度が増してきたとは言え、やっぱり直接訪問に比べると、医療者側のストレスは大きい。
このように、思うように面会出来ない状況を所長ちゃんがどうやら「MRがサボっている。」と感じているみたいだ。
突如、先週の営業所会議でこんな事を言ってきた。
「毎日、最低8人にメールを送りなさい。」
これはMRを守る為の指示だ。だから実施しないMRは守りきれない。
コロナで病院に訪問出来ないからと言って何もしなければ、確かにMRの存在意義はない。
なので、この状況でも何が出来るか考えて取り組む必要がある。
その中で、所長ちゃんが毎日8通のメールを送ると言う指示を出した。
ちなみに、この8という中途半端な数字は、普段でも2~3通はメール出しているだろうからプラス5通で8だそうだ。
8通メールを送るとなぜMRの存在価値が高まって守られるのか?
全くもって意味が不明だ。
そして、あるMRが8通のメールはどのような内容を送れば良いかと質問した。
所長ちゃんの回答はこうだ。
「メールの用件くらい自分で考えろ!Web講演会の案内でも患者フォローでもいくらでもあるだろ!」
要は、メールの内容なんて、どーでも良く8件送信したという事実だけが欲しいようだ。
きっと、それを所長会議のアピール材料などにしたいのでしょう。
製薬会社、MR側から見たら、どうでも良い内容のメールを8通送る事が仕事だと言うのは理解した。
しかし受け取り側の医者から見たらどうだろうか?
中身の無いメールが毎日にように送られてきたら迷惑以外の何ものでもない。
例えば4月に5個のWeb講演会があったとする。
このWeb講演会を先生に案内する際、別々に送るよりは一覧にして送ったほうが受取手としては良く無いだろうか?
そして先生が仕事で使うメールには毎日、膨大なメールが届く事は容易に想像が付くでしょう。
その膨大なメールの中に埋もれないように、MRはメールをひたすら送りまくるという行為は迷惑以外の何物でもない。
それを人は「迷惑メール」と呼ぶ。
内容なんて、どーでも良くて、傍若無人にメールを送りまくる事を製薬会社は「仕事」と言うかもしれないが、それは世間では「迷惑」と言う。
相手にとって迷惑な事、要は相手が嫌がる事はしてはいけない。
私が幼稚園児の時、いたずらした際に幼稚園の先生に言われた事を今でも鮮明に覚えている。
「自分がやられて嫌だと思う事は、お友達にもしてはいけません。」
どうやら製薬会社で管理職をされていらっしゃる方々は、この事を存じていないようだ。
私の幼稚園の先生を紹介しようか?
「自分がやられて嫌な事は相手にしてはいけません。」幼稚園で習わなかったか?の話のまとめ
弊営業所は今週から毎日、8人の医者にメールを送らなければならない。
所長ちゃんの言葉を信じれば、8人にメールを送れば会社は守ってくれて、送らないMRは守ってもらえないらしい。
犯罪の強要をされている気分だ。
今回の指示で最も愚かな点は下記の2つだ。
内容は何でも良い。(どーでも良い)
8通の定義に根拠が全く無い。
この会社の気狂いじみた指示を忠実に遂行するMRは、愚製薬会社の共犯者だ。
ちなみに私は数名のKOLDrを担当しているし大学とがんセンターを担当している兼ね合いから以前より、1日8通くらいのメールはしている。
しかしこれは、結果論であって「8通メールを送る。」という目的を達成する為にやっている事ではない。