みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
6月20日に緊急事態宣下が解除される方向だけれども、まだまだ医療機関の訪問規制は続きそうですよね。
そんな中、開業医担当MRと話していたら、開業医の訪問規制はだいぶ解除されて訪問量としては、コロナ前とさほど変わらないくらいまで回復してきていると言っていた。
でも、コロナ患者を治療するような大学病院や基幹病院では、まだまだMRの訪問に対しては緩む気配はしない。
病院担当MRにとっては当面、厳しい状況が続く事でしょう。
病院が訪問を禁止している。
Web面談を嫌がる医者がいる。
この状況でMRは日々悩まされている。
しかし、会社は訪問量を追及する。
会社は「規制があるから、会えなくても仕方ない」とは絶対に言えないでしょう。
その現状の中で、MRはどのような対処をするのか?
そして、その一時的な対処をする事によって、どのような弊害が生まれてくるのか考えていきたい。
訪問量に対して追及が続くとMRは体裁を整える為に日報の空打ちを始める。
少し前にこんな記事を書きました。
報告ファイルの入力率の低さを会社が騒ぎ出すと、もはやこのファイルはゴミでしかない話
会社が闇雲にMRの報告数が少ない事を騒ぎ出せば、MRは体裁を整える為に偽入力をする。
それは、報告ファイルであっても活動日報であっても同じことだ。
弊社は対面面会とWeb面会の2種類を1日あたり何回実施しているのか毎月ランキングにして発表する。
「面会出来ないのであればMRの存在価値はない」という考え方は間違っていない。
実際に現役MRさん達はどうだろうか。
活動日報は本当に正しく入力しているだろうか?
全体バランスを見ながら色を付けて入力している人はいないだろうか?
うちの営業所に活動日報の入力は抜群なんだけど、会議の発言などから、明らかに医者と面会出来ていないだろうなってMRがいるんですよ。
毎回、素晴らしい活動量を入力しているMRが、ある時から会議で詰められはじめた。
うちの営業所にいる小田くん(仮名、33歳)の話。
小田くんは毎月の医者との面会数が営業所内で1、2を争うほど多い。
面会数が少ないMRが詰められているのを横目に余裕の表情で会議に参加していた。
でもね横で見ていて感じるんですが、絶対に活動日報の空打ちしていると思ってた。
会議でのディスカッションで、かなり浅いコメントしか出来ないから、医者と話している痕跡が見られない。
そして、営業所で内勤している姿を見ても、面会準備をしている様子がなく、まったり過ごしている。
そんな感じなので、面会数の追及は避けれても、治療方針や状況報告などが浅いからそこで、いつも詰められる。
先週の会議で所長に「面会出来ていても、内容が薄い面会しか出来ていないから会っていないと同じだ。」と詰められていた。
いくら、ポイントズレてる所長ちゃんでも、小田くんが実際は会えていない事は気付いていると思う。
だから、こんな皮肉たっぷりな追求をするんだろうな。
日報の空打ちは、その場しのぎに過ぎず結果的には違った角度で追及される話のまとめ
本社でパソコンとにらめっこして全国のMRのデータを叩いている人に対してだったらいくらでも嘘付けるし偽入力もバレない。
でも現場では偽入力なんてすぐにバレる。
どんなにコロナで活動が制限されているからって、偽入力でとりつくっても、その場しのぎにしかならない。
結果的には内容の追求に発展して、すぐに偽入力はバレる。
MRとして生きていこうと考えるのであれば、どうしたら双方向間で医者とコミニュケーションが取れるのか考えて、前向きに取り組む以外、活路はないと思う。