みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
いや〜、乱立していますね、Web講演会。
もともとコロナ禍になる前からWeb講演会は存在していて定期的に開催されていた。
それからコロナで集合して開催する講演会が全てWeb講演会に変化した。
更に、医者とのコンタクトUPを目的にした聴講する人を全く考えないWeb講演会も増えてきた。
これに関しては過去記事にしている。
Web講演会を運営して聴講者0人で演者から激怒されたMRの話
各社がこんな感じでWeb講演会を乱発開催しているので、参加する医者側からしたら、毎日複数の講演会を聞かなければならない状況になっている。
そんな中、先日Web面談した先生から、他社のイカれたWeb講演会があると教えてもらったので今日はそれについて書いていきます。
ホテルで開催する講演会なら、まだしも平日夜のWeb講演会で2時間は無理!
Web面談した先生から最近の製薬会社が主催するWeb講演会の乱暴な開催に苦言をいただきました。
「このWeb講演会に参加するメリットは何なの?」という酷い内容が多いと言われた。
専門でもない先生の講演。
若い先生の発表練習のような講演。
大学のカンファレンスなど身内の会で発表するなら良いが、全く関係ない人達に向けて講演しても参加者はメリットが無いと言っていた。
そして発表者が増えるので当然、講演時間が長くなる。
ホテルなど通常と異なる環境であれば緊張感もあり集中力が上がって2時間くらいの講演なら聞いていられるがWebで2時間はまず無理と言っていた。
最近のWeb講演会は聴講する医者のニーズは無視で目的が別にあると感じる。
聴講する先生が、どのような講演を聞きたいかなどは一切考えられていない。
そんな会が乱立されているから、よりいっそう参加する気にはなれないと言っていた。
役割者の先生とコンタクトを取るため
開催回数が追われているから
若手医師の練習の場を提供して教授にアピールするため
このように開催する目的が別にあるから、最近のWeb講演会はつまらないし無駄に長いと言っていた。
聴講する医者の為を思うなら3つのポイントを抑えたWeb講演会が良い。
面談した先生の希望であるので絶対的なものではないが貴重な意見だと思う。
この先生が思う、こんなWeb講演会なら聞いてみたいと思うポイント
①超専門の先生
②最新の話題
③講演時間は30分(長くても45分)
現在のWeb講演会は普通でも1時間、演者対策の意図が含まれると2時間など長時間になる傾向がある。
しかし学会のオーラルプレゼンテーションなどであっても15分〜20分くらいなのに、1時間の講演は長いと言っていた。
やっぱり聞くのであれば超専門の先生がどのように考えて治療していのか知りたいし、自分の診療にも応用したいとの事。
そして最近の論文などをしっかり、まとめたれた講演が良いと言っていた。
このような会であれば、予定が合えば極力参加したいって。
平日夜のWeb講演会で2時間は勘弁して欲しいと言われた話のまとめ
確かに平日のWeb講演会で2時間は長いですよね。
話を聞くと、先生がうんざりしたWeb講演会は役割者が6人(演者3人×座長3人)
6人中、4人は有名ではない知らない先生。
コロナ禍で思うように情報提供が出来ないので、適正使用の推進という観点ではWeb講演会は有効なツールだと思う。
しかし、Web講演会の目的が「適正使用の推進」ではなく、演者対策だったり実施回数が追われているからなど本来目的以外のものになっている。
このように顧客目線、顧客ニーズからズレた方針を立てる製薬会社を見ると昔から本質的なものは全く変わっていないんだと感じる。