みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
コロナ禍になって医者にメールを送ったり、資料を郵送する機会が格段に増えた。
正確にカウントしていないけど月に200件はメールしていると思う。
会えればその場で解決する話でも、メールで伝えると複数のやりとりが必要になる。
そして中には、メールをしても一向に返事をもらえない先生もいるでしょう。
講演会の打ち合わせなどの明確な目的があれば、メールの返事がない時には電話をする事もあると思う。
例えば薬の情報提供をしたくてWeb面談の依頼をメールでする。
これくらいの重要度のメールをスルーされれた時に、あなたが担当者ならどうしますか?
正直、私も正解は分かっていませんが、明らかな不正解は分かる。
今日はこの事について書いていきますね。
返事がないって事は見てないんだから何度でもメールをすれば良い。
メンタルがタフと言うのか、鈍感というのか分からないけど、何度もメールをしまくれば良いって言っているMRさんがいた。
もちろん、先生がメールを見落としている可能性はある。
しかし同じくらいの可能性で、返事をしたくない何かしらの理由があるのかもしれない。
もしかしたら、しっかりとメール内容を確認した上で、返事をしていないのであれば何度もメールを送り続けるのはリスクでしかない。
「だったらどうしたら良いんだ!」という指摘をもらうかもしれないが、アプローチ方法を変えてみたり、情報収集に徹するのも方法の1つだと感じる。
医局秘書さんや同僚医師などに、連絡取りたい先生の情報を教えてもらう。
外勤日、検査日、カンファ日、オペ日などは当然の事として、外来がいつもどれくらいで終わっているのか?、メーカーと面談している曜日時間帯はいつか?、そもそも最近、どのように過ごしているのか?
これらの情報を集める事で、見えてくる事があるかもしれない。
また、メール一辺倒なアプローチではなく、手紙や資料郵送などで興味持ってもらう工夫をして送ればリアクションがあるかもしれない。
あくまでも可能性の話で、これらの事をしても返事をもらえないかもしれない。
しかしバカの一つ覚えのようにメールを送り続けるよりは可能性は高まると思う。
所長が「メールしろ」と言っているんだから、怒らせたら所長が責任取ればい良いと言う中堅MR
これも中々の意見だと思う。
自分には責任がないから怒らせても良いって言うのは違うと思う。
相手が嫌がっている可能性がある事を承知の上で、しつこくメールする。
相手がどう感じるかという視点を持たずに相手の迷惑などはどうでも良いといっているのと同じ行為だ。
そもそも論だけど、所長がメールしろと命令したからと言って医者に迷惑をかけて良いとはならない。
そして所長が責任を取る事は無理だと思う。
MRが医者に迷惑を掛けた状況で所長が謝罪する事は出来るが、責任はどう取るのか?
過去のこんな記事も書いた。
「前向きに取り組んで怒らせたならOK」と言う所長の言葉には注意が必要
医者にメールを送っても返事がない時にあなたが担当MRならどうするか考える話のまとめ
私の担当の先生でもメールの返事をもらえない先生はいます。
だからと言って、返事が来るまでひたすらメールし続ける事はしない。
メールの文面や送信するタイミングを工夫する。
メールだけでなく郵送や電話も組み合わせる。
秘書や同僚医師から情報収集をする。
工夫をする事で変化があるかもしれない。
何も考えずに、しつこくメールしたり、会社命令だからと子供じみた考えでメールするとのは、相手にとって迷惑なのかもしれないと考える事も大切だと感じる。