みなさん、こんいちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
年末になり、早々に仕事納めをしたのは良いものの旅行に行ける訳でもなく毎日、ダラダラと過ごしております。
今日、10年来のMR仲間に年末の挨拶電話をしました。
このMRは生活習慣病MR時代の他社MR(仮名:鈴木くん)。
鈴木くんと色々と話して苦労しているな〜って感じたので今日はそれを紹介していく。
Web面談の実施回数が販売実績よりも強烈に追及される。
鈴木くんは現在、生活習慣病薬をエリアで担当しているので大学病院から開業医までカバーしている。
どの会社もそうだと思うけどコロナ禍で外勤が思うように出来なくなってからWeb面談の実施回数をかなり追われている。
鈴木くんの会社は販売実績よりもWeb面談回数の追及の方がきついと言っていた。
販売実績が良くWeb面談回数も多いMRが1番讃えられるのは当然。
販売実績が良くてもWeb面談回数が少ないと会議で詰められるとのこと。
確かに直接、訪問が出来ないのであればWeb面談をする必要がある。
そんな事は会社から追及されなくとも分かっている話だ。
ただWeb面談のアポを取るネタがないと嘆いていた。
今までは開業医であれば、アポがなくとも診療後の名刺を出せば会えていた。
病院にしても訪問可能時間帯はあるものの、その時間に病院に入って医者が通るのを待つ事が出来た。
なのでアポイントのネタなどを創出する必要は無かった。
しかし今はWeb面談を実施するには事前にアポイントが必要になるのでネタの創出が必要だ。
Web面談の追及が始まった時は、仲の良い先生に泣きついたり、直接訪問してその場でWebに繋いで既成事実を作ったりして対応していたんだって。
でも最近では、Web面談の面の広さも追及されるみたいで、今までやれなかった医者に対してWeb面談をしろと詰められるとの事。
会社はあくまでも「Web面談をやれ」としか言わない。
Web面談が取れやすい新しいデータやスライドを用意する訳ではなく、数年前に発表された何の興味もないデータ1本で戦ってこいと追及するらしい。
こんな内容のWeb面談を各社が必死に依頼しているって事は結局、医者が1番の被害者だ。
Web面談って通常の対面面談よりもストレスが大きい事は間違いない。
接続の手間や事前の時間設定、資料の紹介も画面で見るよりは手元資料の方が分かりやすい。
これらのデメリットがあっても、新たな情報が入手できるなどのメリットがあればWeb面談も成立するでしょう。
ただ実際のWeb面談では、見飽きた過去のデータ見せられて、一方的な処方依頼をされて、患者情報をただただ聞いてくるMRばかり。
これでは医者が可哀想だ。
逆の立場で考えれば簡単な話だ。
仕事中に車の営業マンがWeb面談を依頼してきて、接続したら「ハイブリットカーは燃費が良いです」って当たり前の説明されて、車の購入依頼をしてくる。
こんな経験をしたら2度とディーラーからのWeb面談依頼は受けないでしょう。
この一連の話を鈴木くんから聞いていて、同じMRであるにも関わらず他人事に聞こえていた。
その理由は担当領域の違いが大きいのだと思う。
私もWeb面談を依頼するがネタの創出に困った事はない。
もちろんWeb面談を受け付けない医者はいるが、その際は直接訪問の許可をもらえたりする。
それでも会えない医者はコロナに関係なく面会困難な医者の事が多い。
そう考えると純粋に専門領域MRの方が働きやすいし、楽だと感じる。
Web面談を依頼するネタや目的がなく疲弊するMRと被害を受ける医者の話のまとめ
ゴール設定が間違えているからMRは疲弊するし、医者は貴重な時間を消費する被害を受けるんだと思う。
「伝えたい事があるからWeb面談をする。」
「Web面談をしなくてはならないから伝える事を考える。」
似ているようで全く違う話だ。
製薬会社の偉い人達ってきっと有名な大学を出て、様々な資格を持ち優秀な人達のはずなのに馬鹿に見える。
相手がどう感じるかと考えずに、一方的に押し付ける行動をなぜ正解と思うのか?
やっぱり会社の偉い人たちは、異性からはモテなそうな性格だと思う。