みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日、読者さんから質問をいただきました。
私は相談に対して絶対的な正解を示す事は出来ない。
あくまでも私個人の1意見として回答させていただきました。
今日はこの事について読者さんからの了承のもと紹介していきますね。
読者さんから来年MRとして入社予定の製薬会社について質問もらました。
質問いただいた読者さんの紹介をします。
氏名:和田くん(仮名)
性別:男性
職業:大学4年生
専門:文系(経済学部)
内定先:国内中堅製薬会社のMR職
和田くんからの質問は大きく2つ
①MRという職業に将来性がないのか?
②内定先が生活習慣病薬中心の国内製薬会社なので専門性がない事が不安。
この2つの不安から内定を辞退して、就職浪人も選択肢として視野に入れているとのこと。
どうですかね?
皆さんが和田さんだったら、どのような選択をしますか?
私が和田さんだったら内定出た製薬会社に入社すると思う。
もちろん、決断を先延ばしする為に就職浪人をするのも選択の1つだと思う。
でも私が和田さんだったら内定出た製薬会社に入社すると思う。
不安1つ目「MRという職業に将来性がない」という話だけど、逆に将来安泰な職業ってなんでしょうね。
MRという職業が将来性ないのか?
今の時代がそう不安にさせるのか?
この時代において新卒で入社して定年するまでの約40年近く将来性が明るい業界や職業なんて存在しない。
確かに製薬業会は適正人員に向かって大変革が起きているのは間違いない。
しかしこのペースで絶滅まで減少する訳がない。
将来を不安に思っていても解決はない。
それよりも幸せな将来を過ごす為には何が出来るかを考えた方が何倍も建設的だと思う。
不安2つ目「内定先が生活習慣病薬中心の国内製薬会社なので専門性がない事が不安」
これも普通だと思う。
現在はオンコロジーやオーファンMRが価値が高いと言われているが、これらの専門MRのほとんどは新人時代は生活習慣病MRからスタートしている。
MRとしてキャリアを積んでいくのには段階があるので新人でいきなり専門領域MRは無理な話。
そして入社する国内中堅製薬会社の専門性や将来性に不安があるかもしれないが今は終身雇用の時代ではない。
もし入社する会社で実際に働いても不安に感じるのであれば早く1人前になってその時に魅力と感じる企業に転職すれば良いと思う。
和田くんが感じている2つの不安が就職浪人して決断を先延ばしにしても払拭される事は無いと思う。
そして新卒のフレッシュマンであれば、何もしない段階から不安な妄想をするよりも、何が出来るか前向きに考えていった方が早期に戦闘能力を上げる事につながると思う。
製薬業界は他業界に比べれば、まだまだ安定して将来性が高い事は間違いない。
現在の製薬業界は変革期なので不安に感じる事はよく分かる。
そしてこの世界から去っていった人達の遠吠えを聞いて不安になる事も分かる。
でもね将来安泰は業界なんて今の時代は無い中で製薬業界はまだまだ安定しているし将来性がある。
基本的に病気は景気と関係ない。
ますます進む超高齢化社会で薬物治療を必要とする人間は増える。
これだけでも他業界よりも何倍も恵まれた環境だと思う。
私はこの業界に入ってからリーマンショック、東日本大震災、昨今の新型コロナと経験しているが、これらが原因で経営が大きく傾いた製薬会社は聞こえてこない。
逆に飲食業界、観光業、銀行、製造メーカーなどはかなり窮地に追いやられてた。
客観的に見れば製薬業界はやっぱり恵まれている。
読者さんからの質問「国内中堅製薬会社にMRとして来年入社予定ですが不安ですのまとめ。
国内中堅製薬会社のMR職で内定が出ている大学4年生の読者さんから相談をいただきました。
内定出た製薬会社に入社する事が不安とのこと。
不安に思っている理由は2つ。
①MRという職業に将来性がないのか?
②内定先が生活習慣病薬中心の国内製薬会社なので専門性がない事が不安。
将来に不安を感じるのは今の時代は仕方ない部分もあると思う。
しかし将来安泰な業界や職業などは存在しない現在において、不安を膨らます妄想をするよりも「何が出来るのか?」「どんなチャレンジをしてみたいか?」というワクワクする妄想をした方が結果的に幸せになれると思う。